モンクフィッシュ(あんこう)とサフランスープのお祝い膳

 モンクフィッシュ(あんこう)とサフランスープのプレート

モンクフィッシュのパン・グリル、レモンバターとケイパーのソース
魚介風味香るサフランスープ
ブロッコリーとアボカドのワカモレ
プラムトマトのパスタサラダ

Pan fried monkfish with lemon caper butter sauce 
serve with potato, Hungarian sausage and seafood saffron soup


ロックダウン中ながら、誕生祝い。ちらし寿司を買うつもりで、お魚屋さんへ行ったら、定休日でした。(すっかり、忘れてました。悲)

さて、どうしたものかなあ、と、とりあえず、近所のスーパーに向かう途中、開店ほやほやのハンガリーの食材屋さんを発見。

この辺りはポーランド人も多く住んでいて、ポーリッシュの食材は馴染み深いのですが、ハンガリーは珍しい。北欧らしい燻製ソーセージやハムなど肉の加工食品、缶詰などの保存食が豊富です。

ソーセージのカウンターにて、目に飛び込んできたダントツカラフルな断面のソーセージ’disznosajt’(ディスノーシャイト)を買ってみることにしました。

直径10cm x3cm位のカットで£2.70(イギリスのハムの値段を考えると安い)でも、この金額だとカードが使えないから現金で、と、言われても(ロックダウン以降、カード支払いが日常になり、現金を持ち歩くことがなくなった)お財布には£2+ちょっとしかなく、あわや、と焦ったら、「あ、いいですよ〜。今日はこれで」と、紙に包んだハムを手渡ししてくれた、心優しいおじさんでした。🙏 (また、必ず行きます!)

英語ではHead cheeseというそうです。豚の
頰肉などの部位を集めて作られたハムだから、という事で、炒めても美味しそうに見えたから、どうやって食べるのか聞いてみたら、加熱すると、繋ぎで入っているラードが、溶けちゃうから、冷たいままスライスして、野菜やパンに添えて食べるのがいいよ、ということでした。

食べてみたら、なかなか美味しい。Pulled Pork(豚肩肉やスジ肉を煮込んでほぐしたハム)に似た味わい。それにパプリカの風味がきいています。生ハムみたいな上品な感じとは又別のコーンビーフとかレバーパテとかを合わせたような、なんだか庶民的な感じの味。これも今日の食卓にだすことに決定。

しかし、お寿司が食べたかった私は、どうしてもお魚が食べたい。
ハムも買ったことだし、洋食モードに切り替えて、美味しいお魚を買い、レストランに行ったつもりになって、メニューにあったら頼んでみたくなるようなものを空想して、何かこさえることに。

スーパーのフィッシュカウンターにて、そこでも一目惚れを探すと、目に入ってきたのがモンクフィッシュの切り身でした。

魚介のサフランスープは好きなスープのひとつ。モンクフィッシュをメインにして、サフランスープに浮かべる按配が浮かんできたから、そこに添えたい、お花のようにかわいらしいスティックカリフラワーも奮発して、こういう時は、ディルも是非!

そして、お店では生でと言われたハンガリーのハム、これを、逆にスープの旨味出しに使うことにしました。

バスク風のサフランスープにモンクフィッシュ x 北欧にワープする香りとテイスト、ディル、ハム、ポテトの組み合わせ

仕上がりは、大成功でした。

じ〜んわりと、美味しいごちそうできました。☺️


*モンクフィッシュのパン・グリル、レモンバターとケイパーのソース
  • モンクフィッシュ
  • 小麦粉
  • パプリカパウダー
  • 天然塩
  • 黒胡椒
  • バター
  • オリーブオイル
  • レモン
  • ケイパー
  1. モンクフィッシュはさっと水洗いして、キッチンタオルで軽く押さえて、水気を拭き取ります
  2. 塩、胡椒を振り、小麦粉にパプリカパウダーを合わせてまぶします
  3. スープができあがる頃合いを見計って、バターとオリーブオイルで3〜4分ソテーします
  4. 裏返して、レモン果汁、ケイパーを炒め合わせ、3〜4分程焼いたら、火を消して蓋をし、余熱で火を通します

*魚介風味香るサフランスープ
  • ガーリック 1片 みじん切り
  • 玉ねぎ 1/2個
  • セロリ 1本+
  • にんじん 1/2本
  • パセリ
  • スティックカリフラワー(Sweet Sprounting Cauliflower) 
  • Pulled Porkプルドポーク 又は パンチェッタなど(ハンガリーのハムの代わりによさそう)
  • フレッシュハーブ(パセリ、ディル)
  • ポテト 1/2〜1個
  • スペルト小麦 ひとつかみ
  • 白ワイン 1カップ
  • サフラン ひとつまみ
  • 有頭海老 2本
  • オリーブオイル
  • スープストックの素
  • 天然塩
サフランは白ワインに入れておきます
スペルト小麦は1時間水につけておきます

1 オイルを熱し、ガーリック、玉ねぎをしんなりするまで炒めます

2 セロリ、人参を加えて、炒めます

3 海老、ハムを入れ、サフランと白ワインを入れ、強火にかけます

4 沸騰したら、弱火にして、水とスープストック、じゃがいも、パセリを足して、10分〜15分程煮込みます

にんじん入れるの忘れてた、、。炒めて甘さを引出したい、カロチンをオイルに引きだしたい、海老を殻ごとワイン蒸しにしたい、ので、フライパンに、オリーブオイル、にんじん、海老を入れ、良い焼き色がついたら、白ワイン(分量外)を入れて、蓋をして2〜3分煮込みます。
人参と、海老は頭の部分をスープへ。(身の部分はお皿にとっておきます)

天然塩で味つけ

スープ皿の中央にモンクフィッシュをおいて、レモンバターとケイパーのソースをかけます。スープをまわしかけ、茹でたスティックカリフラワー、フレッシュディルを飾ります。


モンクフィッシュの独特の食感。食べ応えがあります。

ポテトはちょっと崩しながら食べるのが美味しい

忘れた頃に思い出す、スープにちょっぴり入っている、スペルト小麦のプチプチ感も楽しい
ごちそうさまでした🙏



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