厚焼きたまごと野菜煮つけの献立

       厚焼きたまごと野菜煮つけの献立

にんじんのきんぴら入り厚焼きたまご
いんげんとスウェードのオリーブおかか煮
フリーカ(焙煎青麦)入り玄米ごはん
イングリッシュプラムの熟成梅干し
焼き海苔


天の采配を感じる日々

お仕事日。仕事前に朝昼兼用ごはん、オーガニックのにんじんの葉っぱを使ってお味噌汁を作りたいなあ。今日は、ごはんとお味噌汁を食べていこうと、台所に立って、お味噌汁をこさえているところで、携帯がなった。

「予約の時間を、1時間早くしてくれませんか」

え、と言う事は、今でないと間に合わない。

と言う事は、ごはんを食べてる時間はない。😅

食はグラウンディングでもあるから、一日のはじまりの大切な時間ゆえ

「1時間は無理だけれど、30分前なら。早めに行くよう向かいますね」

でも、やっぱりお味噌汁をゆっくり味わいたいから、夜帰ってから食べるとしよう。とりあえずバナナでもお腹に入れて、仕事に行こう、と、出かける支度を始めたら、お返事がきた。

「やっぱり、元通りの時間で大丈夫です」

な〜んだ。と言う事は、料理してゆっくりごはんが食べられるじゃないか。

それで、にんじんのきんぴら入りのちょっぴり甘めの厚焼きたまごを焼く事にした。

大根おろしを添えて、めんつゆ垂らして食べる按配。

なぜか、三角の厚焼きたまごになった。

作りおきの、いんげんとスウェードのオリーブおかか煮をとりだして、一人分をお皿によそって、ほっこりプレートのできあがり (インゲンのオリーブおかか

風味の効いたにんじんの葉っぱのお味噌汁には、お豆腐をくずして入れて、2年ものの自家製味噌’アベマリア’と赤だしを足してできあがり。このお味噌汁には梅干しだなあと。

ほぼ10年もののイングリッシュプラムの熟成梅干しと焼き海苔、ごはんに添えて

そうして、一日の始まりの滋養ごはんができあがった

手を合わせて、いただきます、して、一口一口、美味しいなあと味わって頂いた

15分の滋養の口福

食べおわったところで、携帯がなった

「やっぱり、30分でもいいので、早くしてもらえませんか」

「はい〜、今から出ますね〜」


結局30分早めに出る事になったわけだけど、1時間あると思ったから、ゆっくり支度して座って食べることができた。時間があると思うのとないと思うのでは、心持ちが全く違う。そして、最初から、急ぐことはなかったのだ。卵焼いて食べる時間があったのだ。

これは、あれだな〜、上からの’ご飯はゆっくり食べてから行きなさい’と言う計らいだったのかあと思った。私が食べ終わったタイミングで、「やっぱり早くきて〜」って連絡が入るだなんて、まるで、誰かが私の様子を観ていたみたいじゃないか。

’厚焼きたまご’は天の采配、おまけに、梅干しやら味噌やら、過去の自分が仕込んでおいたご馳走にもあやかれて、今日の自分の源となった。

時間がない、のじゃなくて、与えてもらった、と、そう感じた。

本当にありがたいなあと、天の采配の優しさに感謝して、焦る事なく、穏やか〜な心持ちで、仕事へと向かった。そんな佳き一日のはじまりの食卓の記録。

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