おでん鍋

 ロンドン〜ストックホルムへの旅の賄い記録

おでん鍋

ロンドンに住んで約30年+、今では永住組のシングルマザーである。

本業に自然療法セラピストとして約20年、それから、好きが講じて食の世界でのお仕事なども、時折させてもらいながら、SNSでの発信はもっぱら’食’ばかりなので、誤解されがちだが、今は100%ハンズオンセラピーのお仕事に専念している。

ハーフの一人娘はすっかり成人して、スウェーデンに嫁ぎ、2023年4月、可愛い男の子の誕生となった。

私にとっても、尊くて大切な家族が増えて、以降、それまでは、定期的にお休みをとって、海外に行く、という事は、経済的にも仕事のスケジュール的にも無理だと思ってた、そのマインドのハードルが吹き飛んで、おチビちゃんが小さいうちは、1〜2ヶ月おきに、スウェーデンに会いに行く、ということが可能になったこの一年。いろいろと本当にありがたいばかり。🙏


さて、冬の賄いにリクエストされていた’おでん’

市販の練り物入りのおでんは、美味しいけれど、おでんの素を使わないでも現地の食材でできる、昔ながらのおでんの作り方、’和みキッチン’で教えてもらった’家おでん’を食べてもらいたくて、練り物なしで、具材の調達。とりあえず、スウェーデンのスーパーでも手に入るもの。

鶏肉

玉ねぎ

ジャガイモ

ゆで卵

これだけだと、やはり寂しいし、個人的にこんにゃくも欠かせないし、大根は主役級に欲しい。


ロンドンでは中近東のグローサリーで手に入る大根ながら、ストックホルムで探した時、手のひらサイズの小さな大根しか見つけられなかったから、旅立ちの前の晩に大根だけかって、手荷物のキャリーケースに忍ばせた。

EU加盟国外からの持ち込みは、調理済みの食材はokだけれど、未調理の食材は禁止とあって、EUから離脱したイギリスからは野菜は持ち込めない?それを踏まえて、もしかしたら没収されrかもしれない。その時はすっぱり諦める覚悟でとりあえず挑んだ。

で、出国の際、手荷物のx-rayみたいな検査で引っかかり、取り調べに。

それがカリビアン系の年配のご婦人の検査官で「何、これ、ターニップのようなものかしら?」

その時点で、もう没収されると覚悟したのだけれど、荷物の半分以上が小さな子供用のお菓子やら衣服、絵本などのお土産に埋まっていたから、察しがついたようで、「家族のためのお楽しみね」と笑って、返してもらい、事なきを得た。


鶏肉、玉ねぎでしっかり旨みのベースを作って、お出汁を合わせ、じゃがいも、大根、チャイニーズのサイコロ薄揚げ、ゆで卵

(なんと、こんにゃくを持っていくのを忘れた!汗)

しかし、これでは、やはりちょっと寂しくて、苦肉の策で、豆腐を水切り、焼いて、焼き豆腐を作り、それを足してよしとした。


その焼き豆腐が意外にも好評で、またおチビちゃんの離乳食にもお役立ちとなった。

翌日、骨付きもも肉を追加して、鶏おでん風とした

これは、スウェーデン家人にも大好評でお代わりとなり、ほっとした。


ほとんど具材は無くなったが、じゃがいもの煮崩れと一体化したようなおでんつゆの残りに、ざっくり炒め煮した玉ねぎとにんじん入れて、和風カレースープのベースにした。

それに、カレールーを足したら、カレーうどんのお汁になるし、おチビちゃん用に別で取り分けて、カレールーではなく、カレー粉(マイルド)をほんの気持ち入れてあげたら、離乳食後期のおちびちゃんもカレーが楽しめる按配。


さて、大根は、何か、お味噌汁か、おろしにも使いたいと思い、5cmばかり残してあった。

後に、風邪をひいてしまった家族の、喉の痛み、咳の緩和に、大活躍の、はちみつ大根となった。

小さなお子の喉にも優しい、しかも、美味しい、はちみつ大根。

saviour救世主のように大活躍した、大根だった。


近所のマーケットはすっかりクリスマスの準備、生のツリーやリースがあちこちに。

スウェーデンの冬は暮れるのが早い。4pmにはもう真っ暗。

近所のスーパーに買い出し。一緒に手を繋いで歩けるようになった〜1歳8ヶ月!

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