Dear ナポリタン

 

すっかり、海外生活の方が長くなってしまった日本人で、実家も畳んでしまったから、遠い故郷の日本。

そんな自分にとって「ナポリタン」は故郷の味、そして、日本で過ごした昭和の味。

喫茶店の定番メニュー。(喫茶店という響きが昭和ノスタルジック🙂)

そもそも、ケチャップをパスタに使うというコンセプトは、イタリアンパスタにはなくて、ナポリタンは日本の洋食メニューなんだよね。だから海外にはない。

なぜか、久しぶりに食べたくなりました。

日本のソーセージに食感が似ているポーリッシュのソーセージ’キルバサ’に、玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマンの代わりに、スペインの獅子唐パドロンペッパーがあったから、これに、ケチャップと中濃ソースで、ナポリタンの再現。

ひとつ新しいことは、具材ソースとパスタを一緒に茹でること。

バターで玉ねぎを炒めコクだしして

ケチャップとソースを焼いて火入れする

そうする事で、ケチャップの風味がグッと濃厚になる。

そこに水を足して、パスタを茹でる。

煮込まれていくと同時に、ソースもパスタに浸透して、見るから旨そうな’照り’のナポリタンのできあがりになる。野菜にもソーセージにもナポリタンの味がしみ込んで、それは、まろやかでいて濃厚な仕上がりになる。

これを一度体験したら、もう二度と元には戻れない。

それくらい気に入って、今週は何回もリピートして食べた。

ナポリタンって、こんな美味しかったっけ?!という美味しさに付け加え、こんなにリピートしたのは、ホームシック?!?なのだろうなぁ。この時制故、旅行もままならぬけれども、何年も帰っていない日本。

平和な時代の食の記憶はその頃の穏やかな気持ちに繋いでくれる力がある。

親愛を込めて’Dear ナポリタン’と呼ぼう。

*Dear ナポリタン (一人分)

  • スパゲッティ 100g
  • ソーセージ
  • 玉ねぎ 
  • ペッパー
  • マッシュルーム
  • ケチャップ 大さじ4
  • 中濃ソース 小さじ1
  • バター 5g
  • タバスコ 好みで5滴くらい
  • 水 2〜3カップ+ (茹でている間に水分が足りなくなってきたらお湯足し)

  1. フライパンにバターを入れ、玉ねぎ、ソーセージ、ペッパー、マッシュルームの順に炒めます。
  2. 具を端に寄せて、フライパンにケチャップとソースを入れ、じっくりと焼くように火入れします
  3. 水を足し、沸騰したら、スパゲッティを入れ、蓋をして、好みの固さになるまで煮込みます
  4. 若干硬めの仕上がりでも、そのまま蓋をして余熱で放置しておくと、もっちりパスタになります。

✔ タバスコの風味を効かせたい時は、煮込む時から加えます

✔ バターが入るとコクが違う。(マーガリンは使わないでね)無塩バターを使う場合は、天然塩をちょい足しして味付けします

✔ 紫玉ねぎを使ったのは、普通の玉ねぎを切らしていたから。爆。でも、この紫玉ねぎ、適度に加熱した時の彩が好きで、よく使っています。ただし、長い時間煮込むと、色素が抜けて彩がなくなってしまうから、紫玉ねぎだけは、最初に炒めた後、フライパンから取り出して、最後に混ぜ合わせました。

この色照り!

つけあわせに紫キャベツとツナのサラダ(塩もみして、ツナ缶、オリーブオイル、レモン果汁、お醤油と合わせたサラダ)

スキレットで目玉焼きの上にのっけたナポリタン
ナポリタンののこりを卵焼きで包んだオムパスタ風ナポリタン
つけあわせは雑穀と枝豆のキーマカレー和え、チェリートマトのサルサ、キャベツのサラダ、セロリとラディッシュのサラダ、人参ドレッシング

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