山菜と鱒のちらし寿司

Chirashi sushi with Hot smoked trout and dashi simmered mountain vegetables

春を待つちらし寿司の献立

山菜と鱒のちらし
大根と春野菜の汁
イギリスでは燻製したお魚はとてもポピュラーで、スーパーに行くといろんな種類が売られています。
その中で加熱調理された'Hot smoked'は、ごはんに合う日本人好みのお魚。
スモークというと、生のスモークサーモンがすぐ浮かぶけれど、このホットスモークドの鯖(mackarel) 、鱸(seabass)、そしてニジマス(rainbow trout)がこれまた美味しい。

故郷が岐阜で鮎などよく食べていたから、時々懐かしくなる川魚の味。
それだからか、このホットスモークドのニジマスが時々無性に食べたくなります。
ごはんにのっけて、お茶漬けにして食べたいような、そんな懐かしい味。

懐かしい味というのは、ほっとするでしょう。
ほっとする食べ物は、お腹も喜ぶ心の滋養、やから、そういうのが食べたい時は、滋養が必要な時なんでしょう。そういう時は自分へのご褒美やと思って手にとります。

買い置きの山菜ミックスもそろそろ出番となりました。(故郷の懐かしいセット、最高のタイミング)
薄揚げと一緒に煮付けて、このニジマスと一緒にいただくことに。

*山菜と薄揚げの煮付け
  • 山菜 さっと水ですすぐ
  • 薄揚げ お湯をかけて軽く油きり
  • 白だし
  • 天然塩
白だしで2〜3分煮付けて、お塩ひとつまみ。簡単ですが、本当、美味しい。
お蕎麦やうどんにのっけてもいい。
ニジマスも山菜煮付けも、そのままで、ごはんのお供に充分なのだけれど、せっかくだから、御馳走をこさえることにしました。御馳走と言ったら、ちらし寿司!

いつもの玄米雑穀ごはんを寿司飯にして、ごはんにはちぎった海苔を混ぜてます。
山菜煮付け、甘めに味付けした厚焼き卵をのっけたところ。
これだけでも美味しそう。
ニジマスのっけて、ワラビを飾りに。
つけあわせに、カリフラワーとラディッシュの甘酢漬け(作り置きマリネ)が合いました。
大根と春野菜の汁
塩豚と大根の煮付けから、大根とお汁少々をお鍋によそって、そこに白だし加えて、葉野菜と一緒にお汁にしたもの。これも、簡単ながら、とても美味しい。(煮付けの旨みが広がります)
お汁を温める時は、ぐらぐら沸かして、繊維を壊さないように優しく。そうすると、すき透るように野菜がきれいに茹であがります。お椀の中に、時々見惚れます。
ごちそうさまでした🙏

市販のニジマスは二尾で1パック
残りの一尾は炙り鱒寿司的なものを作ることに。
笹の葉で包んで、香りもつきますように。