翡翠胡瓜と薄桃色のカリフラワー・ヨーグルトサラダ

胡瓜の皮を剥いて、ヨーグルトで和えたサラダに出逢ったのは、ロンドンの勤め先ホテルの賄いメニューでした。

それは、シンプルな、ヨーグルトとディルのハーモニー的サラダだったのだけど、最初、この野菜は一体なんだろう?とお皿を覗き込んでしまったくらい、皮を剥いたら、こんなに風合いが変わるんだなぁという、発見でもありました。

胡瓜と呼ぶより、淡い翡翠色の野菜、と呼んだ方がしっくりくるような。

以降、たまに、そんな、淡い翡翠色の野菜が食べたくなった時は、胡瓜の皮を剥くのです。

これは、そんな皮むき胡瓜に作りおきのカリフラワーとラディッシュの甘酢漬けを合わせた、優しいピンクの創作サラダ。

*翡翠胡瓜と薄桃色のカリフラワー・ヨーグルトサラダ

胡瓜は皮を薄くむき、セロリは斜め薄切り、これにヨーグルト、塩、オリーブオイル少々で、基本のヨーグルトサラダのできあがり。これに、作りおきのカリフラワーとラディッシュの甘酢ピクルスを混ぜて、薄桃色の甘酸っぱいヨーグルトサラダに変身します。

本業はセラピストゆえに、食もセラピーと信じてやみません。

五味もさながら、口にする五色の彩もその波動のエネルギーを持っていて、私たちは、無意識のうちに、何かしら自分に必要なものを選んで食べています。そして、それが合っているかどうかは、その時の体調、そして、人によって様々。それに合わせて、食事というものが存在している、と、そう感じています。

自分は、日々、食べたいものをイメージして、それを作っているわけだけれど、できあがった料理を見て、食べて、あぁ、今自分はこういう状態なんだなあと、胃袋に教えてもらっている、そんな按配です。

最近、紅〜ピンクの登場率が多い、我が家の食卓。(次が黄色かな、、)陰陽五行でいうと、心、かなぁ。

このピンクと緑は、ハートチャクラのカラーでもあるから、ハートチャクラの調整に役立つのかもしれません。まろやかな酸味/怒り、甘味/不安もあって、そんな感情へのサポートなのかな。

これが効く、と思って、食べるのではなく、じっくりと味わいます。

うまくできたら、こういう味が今の自分にぴったりの滋養の味なのだなあ、と五臓に滲みいる感じがします。

その反対の事例をあげると、以前、相方さんが料理中に、ぐちぐちと口喧嘩をした事がありました。さっとカレーを作って一人で食べて出て行った後、そのカレーを口にしたら、とても塩辛くて、よっぽど、苛々して、ついついお塩を入れすぎてしまった様子が浮かびました。食べたら気がつかない訳はないんだけど、かっくらって行ったのは、きっとめんどくさくて、そのまま塩辛いカレーを無理して食べていったのだと思います。そんなに嫌な気持ちにさせてしまったんだなあと、愚痴った事を申し訳なく思いました。😞 

そういえば、コトリさんが小さい頃、宿題をやったやらない、いうこと聞く聞かないのくだらない事で、台所でよく喧嘩をしていたから、あれは、さぞかし、まずい飯だったろうなあと、思います。ごはんの時位、美味しい楽しい時間であってほしいのに。

そんな哀しい食卓の記憶は、年月と共に免罪され、今では、コトリさんもお料理好きな人になり、日々、美味しい食卓を笑顔で囲んでいるようです。

私も、以降、’飯が不味くなるような食事の仕方’とはなるべくオサラバして、お料理する時の心もちはニュートラルでありたいと思って台所に立ちます。自分の愛をカタチにする、というつもりで。食べる時もそんなつもりで、口福を味わうようにしています。(じゃないと勿体ない)

怒りながら作ったごはんは、きっと塩っからいし😅、泣きながら作ったごはんは、涙の味がするのでしょう。泣きながら食べてもいいんだけどね。涙という浄化が必要な時は😌


ごちそうさまでした🙏