スウェーデンの最南端、スコーネ州の古都、ルンドにやってきた。この街のルンド大学に留学中のコトリさんの案内で、今日着いたばかりの街散策となった。
ルンドの始まりは、990年頃、隣国デンマークのバイキング王がやってきて、教会を建てたことから街が形成されたという。1085年には当時のデンマーク王により、北欧スカンジナビアで最も古い歴史をもつルンドカソリックスクールができ、数々の著名人が学んだらしい。
ルンドの顔とも言われる、ルンド大聖堂は、1145年に建築されたロマネスク様式の総石造りの教会。1438年には大聖堂領土内に神学校が設立されて、それが現在のルンド大学の発祥であるとも読んだ。
そう、ルンドは、1658年まではデンマーク領土だった。
だから、ルンドがスウェーデンに返還される迄、この教会はデンマークにとって信仰の要、ハートを担ってきたと言う歴史があった。
このルンド大聖堂で有名なのが、1380年に造られたという仕掛けつき天文時計。どういう経緯だったのか不明瞭なのだが、1837年、この天文時計は聖堂内のストーレージにしまわれていた記録がある。86年後の1923年、時計は元どおり修復され教会の入り口に戻された。現在時計に記された暦は1923年〜2123年(200年分)で、それまで、あと105年の間はこのまま使われるのだそうだ。
つまり、北欧最古の信仰と学問を突き詰める’教会’’学校’二つのエレメントがこのルンドにあった。600年以上も前に造られたこの天文時計といい、この街には、何か’宇宙’の叡智とのパイプラインが存在しているという気がしてきた。
毎日、12pmと3pm(日曜は1pmと3pm)に仕掛け人形が出てくるというから、滞在中にまた訪れる事を誓った。
神聖な空気、ゆったりとした時間
また、このルンド大聖堂には、スウェーデン屈指のパイプオルガンも置かれている。1932~1934にMarcussen & Søn によって造られたパイプオルガン。4つのマニュアル(手鍵盤)とペダルボード(足鍵盤)には102のストップ(音色の数)が設置されていて、パイプは全部で7074本(7074の音!)故ダイアナ妃とチャールス王太子の結婚式が挙げられたセントポール大聖堂のパイプオルガンがストッパー108、マニュアル5つ、パイプ数7256という事だから、このルンド大聖堂のパイプオルガンが如何に大きなものであるか想像つくだろうか。施された細工も繊細で美しい。
石造りの静寂さ
彫り込まれた温もり
エントランスにあった巨大な燭台 7本のキャンドルを灯すその下に天使が配されている。椅子の大きさと比べると、わかるかな。これは巨人仕様サイズ?(実はこの教会には巨人伝説も残っている)
エンジェル
これは角があるからヤギだろうか?神の使いなのだろうけれど、何の象徴なのか気になるところ。
味のある木彫りがあちこちに施されている
ユーモラスにさえ感じる木彫り像の表情
今にも口を開きそうな 動きがある
こちらのマリア様も素敵な笑顔だ
どれもその’人’の良心が込められているような美しい表情。
石彫りが施されている地下の礼拝所。ここには、教会を壊そうとして失敗した伝説上の巨人’フィン’が柱の根元部分にしがみついたまま石になってしまったという彫像が残っているところ。→このお話はこちらに「巨人フィンとルンド大聖堂 Jätten Finn och Lunds Domkyrka」
教会の外は、緑の公園に囲まれている。
このサイドドアと窓、夏場はこの窓枠の中に座って課題を勉強したりするとコトリさんに聞いて驚いた。『え〜っ、あの中に入っちゃうの?!」的な。
ちょうど5pmの鐘がなった。
ルンドの始まりは、990年頃、隣国デンマークのバイキング王がやってきて、教会を建てたことから街が形成されたという。1085年には当時のデンマーク王により、北欧スカンジナビアで最も古い歴史をもつルンドカソリックスクールができ、数々の著名人が学んだらしい。
ルンドの顔とも言われる、ルンド大聖堂は、1145年に建築されたロマネスク様式の総石造りの教会。1438年には大聖堂領土内に神学校が設立されて、それが現在のルンド大学の発祥であるとも読んだ。
そう、ルンドは、1658年まではデンマーク領土だった。
だから、ルンドがスウェーデンに返還される迄、この教会はデンマークにとって信仰の要、ハートを担ってきたと言う歴史があった。
このルンド大聖堂で有名なのが、1380年に造られたという仕掛けつき天文時計。どういう経緯だったのか不明瞭なのだが、1837年、この天文時計は聖堂内のストーレージにしまわれていた記録がある。86年後の1923年、時計は元どおり修復され教会の入り口に戻された。現在時計に記された暦は1923年〜2123年(200年分)で、それまで、あと105年の間はこのまま使われるのだそうだ。
つまり、北欧最古の信仰と学問を突き詰める’教会’’学校’二つのエレメントがこのルンドにあった。600年以上も前に造られたこの天文時計といい、この街には、何か’宇宙’の叡智とのパイプラインが存在しているという気がしてきた。
毎日、12pmと3pm(日曜は1pmと3pm)に仕掛け人形が出てくるというから、滞在中にまた訪れる事を誓った。
幾何学的なリヴ・ヴォールトと呼ばれる天井のアーチ
(後期ロマネスクやゴシック建築様式の特徴のひとつ)ラインさえ、その秘密を示しているように見えてくるから不思議だ。
神聖な空気、ゆったりとした時間
また、このルンド大聖堂には、スウェーデン屈指のパイプオルガンも置かれている。1932~1934にMarcussen & Søn によって造られたパイプオルガン。4つのマニュアル(手鍵盤)とペダルボード(足鍵盤)には102のストップ(音色の数)が設置されていて、パイプは全部で7074本(7074の音!)故ダイアナ妃とチャールス王太子の結婚式が挙げられたセントポール大聖堂のパイプオルガンがストッパー108、マニュアル5つ、パイプ数7256という事だから、このルンド大聖堂のパイプオルガンが如何に大きなものであるか想像つくだろうか。施された細工も繊細で美しい。
石造りの静寂さ
彫り込まれた温もり
エントランスにあった巨大な燭台 7本のキャンドルを灯すその下に天使が配されている。椅子の大きさと比べると、わかるかな。これは巨人仕様サイズ?(実はこの教会には巨人伝説も残っている)
エンジェル
これは角があるからヤギだろうか?神の使いなのだろうけれど、何の象徴なのか気になるところ。
味のある木彫りがあちこちに施されている
ユーモラスにさえ感じる木彫り像の表情
今にも口を開きそうな 動きがある
こちらのマリア様も素敵な笑顔だ
どれもその’人’の良心が込められているような美しい表情。
石彫りが施されている地下の礼拝所。ここには、教会を壊そうとして失敗した伝説上の巨人’フィン’が柱の根元部分にしがみついたまま石になってしまったという彫像が残っているところ。→このお話はこちらに「巨人フィンとルンド大聖堂 Jätten Finn och Lunds Domkyrka」
教会の外は、緑の公園に囲まれている。
このサイドドアと窓、夏場はこの窓枠の中に座って課題を勉強したりするとコトリさんに聞いて驚いた。『え〜っ、あの中に入っちゃうの?!」的な。
ちょうど5pmの鐘がなった。
教会を背にして続く公園を歩いていくとその先はキャンパスへと繋がっている
Swedish Holiday~day three~(7)8/1へと続く