Swedish summer holiday~day six(1) シムリスハムン~スコーネ地方の海沿いの街

「たくさんのアクティビティがあるスウェーデンの夏、人々は家を飛び出し、美しい太陽に照らされる長い一日を思い思い大切に過ごします。夏の間、大自然、大好きな太陽と喜びに満たされる、エネルギーに満ち溢れた季節」在日スウェーデン大使館のHPより)

コトリさんの通う大学の街、ルンドから、この’夏のスウェーデン’を満喫できるところを訪ねてみようと話してた。

南スウェーデンのスコーネ地方(Skåne)、海沿いの街、シムリスハムン(Simrishamn)がそのひとつ。車で1時間半くらいのところにある、昔ながらの三角屋根の可愛い家の並ぶこじんまりした港町。ニシンの漁で栄えたそうで、お魚が美味しいという事だった。

ここから更に、バスで海岸沿いに30分程北上するとシヴィック(kivik)という街があり、そこには素敵な白い砂浜やカラフルなサマーハウス、林檎畑に囲まれた林檎ジュースの老舗もあり、また国立公園もあるという、自然がたっぷり味わえる場所があるというから、当初は、泊まりがけで行けるといいね、と話していたんだけれど、なにせ、旅行の日程が決まったのが1週間前で、しかも夏休み真っ盛りのハイシーズン、当然ながら、この辺りの宿泊施設はどこも一杯。
旅の予算はあまりないけど、時間はたっぷりとあるから、私たちは日帰りでこの港町を訪れる事にした。

day six 8/4 (1)ニシンの屋台とシムリスハムンの港

シムリスハムンの港の屋台で食べた名物のニシン、この辺りの元祖ストリートフード。:)
ニシンのフライとマッシュドポテト、紫玉ねぎのレリッシュとリンゴンベリーのソース

看板メニューにはこんな風に書かれていた。

*Stekt Sillmacka, lingon, Lök 55:- fried herring sandwiches, lingon berry, onion 55kr
ニシンのフライのサンドイッチ、リンゴンベリーと玉ねぎ添え
*Stekt sill, mos, lingon, Lök 65:- fried herring, mash, lingon berry, onion 65kr
ニシンのフライとマッシュドポテト、リンゴンベリーと玉ねぎ添え
*Spatta, remouladsa's 75:- place, french mayo 75kr
カレイのレムラードソース(マスタード、ハーブ、ピクルス、ケイパーを合わせたマヨネーズ)

ネットで日本語での観光資料を検索したら、ここに来たら、ニシンの屋台料理がおすすめで、特にサンドイッチかバーガーがおすすめ、と、あったから、バーガーなるものが食べてみたかったのが、コトリさんの一押しは’マッシュドポテト’の付け合わせ。これにリンゴンベリーのソースをたっぷりと乗せて頂くのが最高なのだそうだ。65クローネは£5.60位。
サクサクしたニシンのフライ(竜田揚っぽい)にクリーミーなマッシュドポテト、ほんのり甘酸っぱくてフルーティーなリンゴンベリーのソース、確かに、これは美味しい。素朴でいて、あとを引く美味しさだった:)



3:30pm お昼の時間はとっくに過ぎた夕暮れ時(といっても日暮れ迄、まだ6時間程ある)地元の御年配方の元気な事。色好く日焼けして、足腰もまっすぐとても健康的な印象なんだ。毎日、こうやって潮風と太陽に馴染んでいるからかなあ。
屋台は4pmまでの営業だったらしい。
ベンチに座って食べている間に、店じまいとなった。ギリギリ、滑り込みセーフ!間に合い、ニシンが味わえ、良かった〜:)

<STEKT SILL=ニシンのフライ BRöD=パン MOS=マッシュ>

海岸沿いのカラフルなコンテナ、何かと思ったら、'K'line (Kawasaki Kisen Kaisha, Ltd.)日本の運送会社のものだった。日本とも所縁ある街なのだろうか。

個人ボートやヨットが並ぶハーバー。中には、ウィンドウチャイムをつけているのがあって、潮風と共に、カランカランと賑やかな音が聞こえてきた。





吸い込まれそうな蒼色

足元だけ海に入ってみると、ほんのり冷たくて気持ち良い。


観光用の小さな乗り物発見 (これはお客さん達が降りたところ)


南スウェーデンのLundから、このスコーネ地方を代表する海岸沿いの街、シムリスハムンまで、ドライブだと1時間ちょい。

また、電車、バス、それぞれ1時間に一本位の時間割で出ている。

電車だと、マルメー、ユースタート経由で1時間45分 

バスは途中いくつかのバス停を通って、1時間半位。(バスの方が早い)


私たちは、おにぎり弁当を作ったから、電車の旅、とする事にした。時間を遡り、シムリスハムンへの旅(2)へ続く