ホワイトブロッコリーのお惣菜(スティックカリフラワー)


最近は8時過ぎまで明るいから、作業に集中して、はっと気がつくと近所のスーパーの閉店時間が近づいていることに気づき、急いで買い出しに出ることがよくある。

というわけで、セール品を狙って閉店間際に滑り込んでいる訳ではないのだが(お店の人にはそう思われてるかなぁ、、最近は明らかにそれを狙ってくる常連客がいることに気が付いた。→という事は私もそのひとり?!爆)

以前NATOORAのexclusiveな食材のことを書いたが、あら、今宵、即売コーナーのところに山積みになっていた’White Sprouting broccoli’ホワイトブロッコリーなるもの。(初めて見る野菜)ぱっと見ると£3.70とかセールにしてもお高いプライスがついていて、そんなに特別な野菜なのかな、と手にとって説明書きを読んでみたら、この白いブロッコリーは一年のうち4月の一ヶ月だけ収穫可能の特別なブロッコリーだとあった。そこに、さっと隣にきたスタッフの女性がこれを見て、明らかに顔色が変わり、次々と棚から回収してから、若い新人スタッフを呼びつけてけっこうな勢いで怒りはじめた。あ〜どうやら、プライス貼りまちがえちゃったみたい。それにしてもあんなに怒んなくても、、、と思いながら、あれ一体幾らになるのかなぁ、と気になりつつ、買い物すませてレジに向かった頃、このホワイトブロッコリーが最後のたたきうりカートに入れられて出てきた。

(閉店間際になると、カートにその日売り切りものが入れられて、パン一斤10pとかローストチキン10pとか、ただ、という場合もあったりする)

お値段をみると、さっき3.75だったのが25p! よく見ると、元々が£2.99、という事は新人さんは元値より更にお高いプライスつけていた訳で、そりゃあ、烈火のごとく怒られる訳だ。爆。それにしても、高いと疑問に思わなかったのが不思議だが、若いからまだお野菜の値段の相場もよくわからなかったのだろうね。

しかし、このカートを囲んで、お店の人たち、ぼそぼそと、これはもう売れないだろう、と話している。そしてスタッフの誰も手をつけない。おそらく、この野菜をどう料理していいのかわからないに違いない。
だって、ブロッコリーでしょう。小さなカリフラワーみたいな。そうやって使えばいいのに!
この春野菜のかたちから、まずはとにかく’天ぷら’の姿が浮かんだ。
さっと茹でてザクザク切ったのを菜の花風におひたしでも美味しそうだし、洋風だったら、ホワイトソースでグラタンみたいにしても美味しそうだ。本当に店員さんたちに言おうと思ったがぐっと押しとどめた。

一人分の食材には一個で十分なのだが、お値段の優しさと、え〜なぜ、こんな素敵な食材が売れ残っちゃうの〜?!?!誰もほしくないなら私が、、、!!!
全部買いとりたい位だったが、二つにとどめて帰宅した。

お料理は翌日。
きれいに洗って、早く使う分の色褪せしてきている部分と、まだまだ元気なものと選り分けしながら、生で味見してみる。食べ方は蒸すか炒めるかで3分とあり、確かに、ほんのちょっと加熱するだけでokの食感になる。さっと一本蒸して、醤油で食べてみた。実も茎も適度な食感が食べ応えある感じでほんのり甘い。それでいて青みも兼ね備える。

天ぷら用には5〜6cm位の食べやすい大きさにして、茎をきりおとした。
その茎の部分が’うど’っぽいというか、コリコリという食感がいいから、和え物にすることにした。

カットしないでそのままの姿は主役になれそうだから、今日のメインに、ホワイトブロッコリーのグラタンもどきを作ることにした。(mind you, we still don't have oven, so everything has to be done by grilling pan with ring)

作り置きの野菜小鉢をふたつ作った。

*ホワイトブロッコリーとたんぽぽの三杯酢
  • 3分程蒸したホワイトブロッコリー
  • がくをとって熱湯をかけたタンポポのお花
*三杯酢
  • 酢大さじ2.5
  •  醤油大さじ2.5
  • メイプルシロップ小さじ1.5

*ホワイトブロッコリーの柚子味噌炒め
  • 柚子(柚子果汁) 適量
  • 白味噌大さじ1
  • メイプルシロップ小さじ1
  • 酒 小さじ1.5
  • 醤油 ひとふり
  • 3〜4cm位に切ったホワイトブロッコリーの茎
  • ホワイトブロッコリーの葉っぱ

ホワイトブロッコリーの茎は3分程、葉っぱは1分ほど茹でて、水気を絞っておく。

フライパンで茹でたブロッコリーの茎を軽くオイル炒め。
柚子味噌の材料をさっと炒め合わせる。

これはとっても美味しい!!!

追記:ホワイトブロッコリーはスティックカリフラワーともいうそうです。

☆ごちそうさまでした☆