お雑煮/おせち記録 2025

元旦おせち/お雑煮 2025

お雑煮
お屠蘇と前菜;
牛肉の八幡巻き
鴨たたきと甘味噌蜜柑のジュレ
サーモンの焼き漬け
いんげんと牛蒡の胡麻和え

実家で食べ慣れていた、思い出のお雑煮は、正月菜とお餅のシンプルお雑煮。

正月菜の風味とかつおだしコンビが大好きで、必ずおかわりして、ストーブの前やこたつでふーふーと食べてた。ストーブの上には鍋やらやかんやら何かしら、乗っかっていて、シュンシュン音をたてていて、たいていはお婆ちゃんがいて、時には酒泊をそこで直焼きしていて、お雑煮に混じって、いろんな香り、日本の香りがした。こたつの中には大抵隅っこに猫が寝ていて、どこそこに、みかんがあった。

そんな小さな頃の思い出のお雑煮とは、いでたちも具材も随分と違うけれど、こんなふうにお正月におせちを作るようになったのは、なかなか帰国できない外国暮らしゆえの、日本への郷愁と憧れと、いつか、どこか、で夢見てるうちに、年月が経ってしまうから、一から学ぶつもりで、おせち作りが始まり、それをコトリ三にふるまいたくて、お正月のおせち用の重箱+お雑煮用のお椀を買って、かれこれ、もう10年近く経ち、コトリさんがお嫁に嫁いでから、このお正月の器を一人で使うのも、なんだか気が引けるけれど、一年に一回、せめて元旦には、と、食卓をめでてみる。

器とはかくも偉大なもので、この子に見合ったお雑煮を見立てるようなつもりで、お雑煮をこさえるけれど、原点は同じ。美味しいお出汁と菜葉とお餅。

のちに、お節料理を教えてもらった時に、煮しめを入れる美味しさも学び、我が家のお雑煮は、大層具沢山なお雑煮になった。

ロンドンに正月菜はないけれど、チョイサムという中国野菜が、よく似た風味があって、このお出汁の香りと風味を口にした瞬間、懐かしいお雑煮を思い出し、そういった口福と良き思い出を味わいながら、一口、ふた口と頂いた。

元旦の朝は、野草摘みから始まります。ロンドンの元旦は、霧雨のグレイな朝だったけれど、摘んできた草花と、クリスマスの母の命日の時に買った白い菊と、合わせて、家の中を飾ります。

今年は、日本のNHK経由でウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中継を拝見拝聴しながら、敬愛する夏木マリさんのスクリーン越しの姿に胸躍らせながら。☺️

おせちの準備はできていたのですが、実は、重箱に詰めるところまで至らなく、煮しめも鍋の中。(ニの重だけ詰めたところ)

煮しめは、お雑煮にも入れたいので、お鍋のまま、食卓にセット。

お盆の塗りも擦れていますが、、実家を畳んだ時に、レスキューしてきた昭和のもので、家族代々で使われてきたので、愛着があって、これを使う時は抱きしめるような気持ちで頂きます。

お屠蘇と前菜;牛肉の八幡巻き//鴨たたきと甘味噌蜜柑のジュレ/サーモンの焼き漬け/いんげんと牛蒡の胡麻和え


お雑煮、おかわり。海老の旨煮をたしました😌

本当、美味しい〜。

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