Wild Garlic butter and seasoned soy sauce
行者にんにく/ワイルドガーリック/ラムソンズの旬の仕込み
ロンドンのあちこちの森林スペースにて群生しているワイルドガーリック(和名:行者にんにく/荒行に精進中の行者が、精力をつけるために食されてきたという名前の所以)。
春が旬のこのハーブ野菜は、マイルドなニラのようなガーリックの風味を持ち合わせていて、ほんの少し、お料理に加えるだけで、風味がアップする優れもの。しかも、疲労回復や滋養強壮に効くアリシンはガーリックより多くて、βカロチン(体内でビタミンAに変換されて、粘膜、皮膚、髪の健康維持、目の疲れなどを穏やかにサポート)も豊富。また、骨を丈夫にする(カルシウムを骨に定着させる働き)ビタミンKも多く含む、’山菜の王様’なのだそう。
5月に入り、そろそろ旬もおわりそう。その前に、間に合った、野草摘みでした。
森の入り口は、季節の白いお花でいっぱい。
手前の白いお花は、アンジェリカというハーブ。ワイルドガーリックの近くにいっぱい咲いています。
花瓶の奥の背の高いのがアンジェリカ。手前がワイルドガーリック。’山菜の王様’というには、可憐すぎる6つの花弁を持つ星型のお花です。目に優しい姿。
保存分を兼ねて、少し多めにピック。山奥というわけではないので、手洗いは丁寧に行います。
水を溜めた桶の中にまとめて入れて、一枚づつ、手指で表面をふき洗いして、軽く重なるようにザルに並べたら、熱湯をまわしかけます。(とても鮮やかな緑色になります)(または、熱湯にまとめて入れてさっと湯掻いても)その後、新聞紙の上に並べて、水気を乾かします。
*ワイルドガーリックの醤油漬け
ワイルドガーリック
醤油 150ml
みりん 50ml
酒 50ml
調味料を合わせて、煮切りして、冷まします。
下処理したワイルドガーリックを漬けこみます。
翌日から、食べ頃。冷蔵庫で半年程、保存可能。(お醤油だけで漬けたら1年+保存可能、というのも聞きましたが、うちは、その前に食べ切ってしまいます。)
葉っぱの部分は、繊維に沿って細長いままの食感も好きなので、指で縦に細くさいたもの、茎と共に3cmくらいにカットしたもの、茎のみカットしたもの、と3つ切り方を変えて醤油に漬けました。
後から、煮切り醤油を足しました。それから、今回は、’出汁昆布’を細く切って、混ぜ込みました。(このお醤油が日に日に美味しくなっていきます)
*ワイルドガーリック・バター
バター 100g
行者にんにく 20g
室温で柔らかくなったバターに、粗みじん切りした行者にんにくを混ぜて、ラップして、冷やします。
冷凍保存も可能。
バターに好きなハーブやシトラスのピールなど、混ぜ込むのは楽しい!!!
無塩バターに、マルドン海塩とか、アレンジが無限にできそう。
早速、翌朝、バタートースト。
めちゃ美味しいです😆
ガーリックバタートーストと目玉焼きのプレート/ピーズとミントのスープペッパーとミントのオクラのたたき+行者にんにくの醤油漬け和え
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