小さな箸休め
茹で鶏と胡瓜の七味醤油和え
茹で鶏を作っておくと、そのままお醤油と薬味でさらりと食べたり、即席和えものもできて便利。茹で汁は和え物のベースに使ったり、そのまま、野菜を足して、美味しいスープにもなる。
*茹で鶏の作り方
- 鶏腿肉
- 生姜
- 青ネギ
- 天然塩
- 鍋に生姜、青ネギを入れ、お湯を沸かします
- 塩少々入れ、鶏肉を皮目を上にしてそっと鍋に入れます
- 沸騰したら、火を止めて、蓋をしてそのまま余熱で調理、汁ごと冷まします
- 茹で汁で美味しいスープができます
*茹で鳥と胡瓜の七味醤油和え
- 茹で鶏
- 胡瓜
- 茹で鶏のお汁
- 醤油
- 七味
茹で鶏のお汁がなければ、白だしをちょっと足しても美味しい。
これは、亡き父の好物だったかな?
ささみだったかな、それとも、豚の冷やししゃぶしゃぶ の七味醤油、だったろうか?
とにかく、お醤油に七味、が好きだったみたいだ。
確か、食卓にこのささみだったかがあがると、母が毎回「これはパパの好物だった」と繰り返してたから、そうなんだ、こういうのが好きな人だったんだ、と思いながら、食べていた。
母も好きだったのだろうか。
大切なひとの好きなものを覚えているかな。
お父さん、お母さんの好きなものって、なんだったか。
自分が小さいとき好きだったもの、マルシンハンバーグ、日清シーフードカップヌードル、出前のラーメン、近所の菓子工場で売られていた出来損ないの一袋10円の栗カステラ、ろばのパン屋さんのピンクの蒸しパン、おばあちゃんが河原の土手で採ってきたつくしの玉子とじに、よもぎ の団子、笹餅。母が帰郷するとお土産に買ってきた松本の地鶏めし弁当、おばちゃんの漬けた野沢菜漬け、どこやらに釣りに行った(実家が釣具屋だった)土産の小鯛の笹漬け。。。
意外と覚えているものだ。
もう食べられないものもいっぱいあって、そんな日常から遠く離れて暮らしている事にちょっぴりしんみりもしたりする。
しかし、こうして、年月が経ち、私も父の好みを譲り受け、このさっと茹でたお肉にお醤油と七味は大好きで、食卓に上がるとほっとする。
そうそう、あと、いんげんの生姜醤油和え、それは「浩ちゃんが大好きだった」って、よく母は言ってたな。私は全然そういう事知らなくて、へー、そうなんだ、弟はこんな地味なおかずが好きなんだ、って。だから、いんげんの生姜醤油和えをみると、必ず弟のことを思い出すし、今では、大好きなおかずのひとつになった。
そして、そう考えてみると、母はみんなの好きなものをよく知っていたな。お母さん、というのは、そういうものなのかもしれない。
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