1月7日は七草の節句。
雛祭り、子どもの日、七夕、菊の節句と五節句のひとつ。
節句とは、古代中国の陰陽五行説を由来として、日本に定着した、季節の節目のお祝いで、1月7日は、人日(じんじつ)の日とも呼ばれます。
その昔、中国では、元旦から7日間、’いきものをあやめない’として、それぞれの日に特定の生き物を大切にする習わしがあったそうです。7日目は’人’をあやめてはならない日として、七種類の薬草を入れた羹(あつもの)を食べ、これが日本に伝わり、一年の邪気払いや無病息災、五穀豊穣を祈って、七草粥が食べられるようになったということです。
和の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな(カブの葉)すずしろ(大根)
ですが、イギリスで手に入るものは限られています。
カブの葉、大根なら手に入りそうなのと、はこべらなどは写真を見ると、クレソンにも似ているから、見た目で似たような野菜を揃えることもできそうだけれど、いつもながら、買い物に行かないで、手元にあるもので、こさえる事にしました。
サラダパックなどイギリスで身近な野菜たち
- Lamb's lettuce ノヂシャ イギリスでは、子羊が大好きな葉っぱなのでラムズレタス、フランスではマーシュ、又はコーン畑に群生しているそうで、コーンレタスとも呼ばれるそう。小松菜やよもぎ と同じくらいのビタミンCを含み、体内で*ビタミンAになる*βカロチン、鉄分も含みます
- red chard 不断草 *カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル、*βカロチン、ビタミンE,カリウムが豊富
- baby beet leaf ビートのベビーリーフ 鉄分、*ビタミンA,C,K、*カルシウム、葉酸
- pea shoot 豆苗 ほうれん草を上回る*βカロチンを含み、*ビタミンB群も豊富。カルシウムを骨に定着させ、血液凝固の合成に関わるビタミンKや正常な細胞増殖を助ける葉酸を含みます
- brussels sprouts 芽キャベツ キャベツの4倍のビタミンC、2倍のビタミンK、*βカロチン、抗潰瘍作用のキャベジン、消化促進のジアスターゼを含みます
- salad cress 西洋アブラナとクレスの新芽 1パックでりんご一個に相当するビタミンCを含みます。又、野菜の成長の初期段階で収穫される新芽は、成熟した野菜よりフィトケミカルが多いのだそう
*βカロチン=抗発癌、動脈硬化予防/髪、視力、粘膜や皮膚の健康/喉、肺などの呼吸器系の健康を保ちます
*ビタミンA=光の明暗に関係するロドブシンの構成成分で、目の健康や保護に働きかけます
*ビタミンB=身体の新陳代謝の働きを助けます
*ミネラル=血液の赤血球血液の赤血球や骨などの体を構成成分で、神経伝達や細胞の働きを円滑に働かせる
これに、ロケット、カブかラディッシュ、クレソンでもあれば、七草の代わりにもなったかな。
お粥は、もちきび(millet)多めで作りました。白米と比べて、ビタミンEは8倍、マグネシウムは4倍、ビタミンB群、鉄分、食物繊維は約3倍、カルシウム、タンパク質は約2倍、と栄養価は優秀です。又、もちきびのかわいらしい黄色はカテキン類のポリフェノールの色で、抗酸化作用、悪玉コレステロールを抑える働きもあります。白米はといて、もちきび、キヌアはさっと水ですすいで、合わせ、倍の水を一緒に土鍋で炊きます。中火にかけて、沸騰したら、弱火にして、30分程。水分が足りないようであれば、足します。
- 白米
- もちきび
- キヌア
お粥を器にとって、天然塩(Maldon sea salt)をパラリ。お塩だけでも美味しい。
別鍋にお湯を沸かして、塩小さじ1を入れ、野菜をさっと茹でました。
本来の七草粥は、茹で野菜を切って、のせるのだけれど、芽キャベツだけ切って、あとは姿形そのままで、いただきました。
ゆっくり食べてたら、食欲も沸いてきたので、焼き鮭とカリカリに焼いた鮭皮を+
ただいま、体調により、腸内環境を整えたいのと、ビタミンB群を上乗せしたいので、久しぶりに納豆小鉢。
納豆+オクラ+黒胡麻+うずら卵の小鉢ゆっくり食べてたら、食欲も沸いてきたので、焼き鮭とカリカリに焼いた鮭皮を+
思いつき野菜ロールの納豆巻き軍艦 オクラや胡瓜、にんじんなどを白菜で巻いたのに、納豆小鉢からとったうずら卵がけ納豆と黒キャビアをのっけてみました。☺️
今年も元気で過ごせますように
ごちそうさまでした🙏
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