最後の晩餐ビビンバの記録

 Last day last supper

  • ビビンバブ
  • 肉団子の白菜スープ
嵐のように過ぎ去っていく9月。

最後のおうちごはんはビビンバブだった。
胡麻油でごはんを軽く炒めて、その上に味付けした具材をのせる。
卵を落として、ざっくり混ぜて、コチジャンと共に頂く。

あまりにも慌ただしい日々が続いていたから、準備も少々手荒になってしまったが、味は美味しく、カリッとお焦げ具合もいい感じだった。

しかし、お別れというのはなんとも言えないものだ。
朋友というより、盟友と呼びたいような、ロックダウンという異常事態のほぼ半年間もの間、共に暮らすことになるとは、誰が予想しただろう。
まるで家族ができたような、いつの間にか、そんな存在になった盟友だった。

残ったビビンバはおにぎりにして、包んだ。
明日、空港で盟友がこのおにぎりを頬張る頃、私も家で同じおにぎりを食べることにした。
’同じ釜の飯を食う’とは、このような気持ちの事なのだなあと思う。
いろいろな思い出を、胃袋が覚えている、という感じ。
そして、このおにぎりが、最後の同じ釜の飯となり、旅立っていくのだなあと。

最後のメガトン級、サプライズ、すっかり、小龍包マスターになった盟友の作り置きだった。
得意の坦々麺用肉味噌も仕込んでおいてくれた。
これを冷凍庫に見つけた時には、本当、涙がちょちょぎれた。
私が仕事に行っている間に、こっそりと作っておいたのだそうだ。😭

寂しくなるが、そんな時にきっと力が貰えそう。
なんだかそんなおまじないが入っているような、美味しいやつ。
その優しい気遣いにひたすら感謝。🙏

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