反省と労いの温玉漬けまぐろ丼

反省と労いの温玉漬けまぐろ丼

ちょっとおちこむことがあった。

料理をする気もおきないなあ。

いろいろと反省しながら、小さな丼を作ることにした。

冷凍してあった鮪のお刺身を半解凍して、出汁醤油と胡麻油少々で漬けにした。

そういえば、温玉、作ってあった。

塩もみ胡瓜もまだ残ってた。

なんだ、過去の私は、今日の自分がこうなることを想定してたのか。

ちゃんとお膳立てしてくれてあるじゃないか。

過去の私にありがとう、と、手を合わせた。

冷や飯に白ごまかけて、海苔を炙って、ちぎってのせた。

塩揉み胡瓜のっけて、漬けまぐろ、温玉落して、黒七味(山椒)ちょっとふって、

できあがった小さな丼

美味しそうで、おちこんでたのに、ほろっと笑顔になった。

食べたら、もっと美味しかった。

ドンマイ、ドンマイ

済んだことは忘れて、これから、頑張ればいい、と思った。

ごはんの力。


ずっと雨で、ゴッホの絵画のような夕暮れだった日

涙のフィルターをかけたみたいな景色

その向こうに金色の夕陽 

悲しみや苦しみをじっくり味わったら、その分幸せになるって、源さんも言ってた。

まるでそんな空だと思った。



小袋くんの歌聞いてた   

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