里芋とチョイサムのお味噌汁

 里芋とチョイサムのお味噌汁

「土井善晴の和食」というアプリがあって、大変お世話になっている。
まず、土井先生の料理の話がおもしろくて、肩の力が抜けると言うか、ほんわかとする。そして、自分が知ることのなかった和食の基本を知るのにとっても為になっている。(コトリさんにもこのアプリを大推薦している。)

その中にあった「里芋のコロッケ」での話。
そこで、土井先生は、里芋のコロッケにねぎ味噌を添える。
(ねぎと味噌を合わせただけの非常にシンプルなもの)

また、里芋は皮ごと茹でて、茹で上がったら、それを布巾でキュッと握って半分マッシュ状態にする。それに衣をつけてコロッケにするのだけれども、これは衝撃的だった。
だって、とても美味しそうで、美味しいに違いないと思えた。

そういえば、昔、ファラフェルの屋台で働いていた時、イスラエルからきた観光客のお客さんに、「揚げたてのファラフェルをラップにのせたら、おもむろにスプーンの背でぎゅっとつぶし、サラダとソースをこんもりのっけて一気に巻く」のが、本場の美味しい食べ方だよ、と教えてもらい、それをするようになったら、お客さんの長蛇の列に恵まれたという事があった。実際、ザクっとファラフェルをつぶした瞬間、音とともに香り立つというか、それで屋台の前で立ち止まった人の胃袋を掴んだというか、そういう事ではなかったか。

試しに、ゆでたて新じゃが+ねぎ味噌、をやってみたら、まあ、こんなに簡単なことなのに、こんなに美味しい!というくらい、感動して、いよいよ、里芋へ。
でも、里芋はぜひお汁に入れたいと思った。
と言う訳で、里芋のお味噌汁を作る事にした。

*里芋とチョイサムのお味噌汁
(チョイサムは正月菜のような味わいがある。パクチョイやタアサイでも美味しい)

  1. 里芋はざっと洗う
  2. 皮付きのまま、水から茹でる
  3. 竹串をさして、すっと通るくらい(お汁に入れるから、もう多少固めでもいい)
  4. 粗熱が取れてから、皮を剥く(小さなスプーンなどで、くるりと剥ける)
  5. 布巾に包んで、適当な大きさに手で潰す
  6. チョイサムのお味噌汁の用意をして、5の里芋を入れる
  7. ごくごく弱火で温めて、少しとろみがついたところで、ねぎを散らす
温め直すたびに、里芋がとろとろになっていって、お餅でも入ってるかなあと言うくらい、とろりとしてくる。
これは、胃腸にあまり負担をかけたくない時の滋養にとても良さそう。

豚バラを入れて、豚汁にしてもとても美味しそう。



ごちそうさまでした🙏