day two 7/31@copenhagen
City Pass一日乗車券(24時間分)150DKRを、セントラルステーション(中央駅)で買った。(イギリスのone day travel cardのようなもの)これで、バスも電車も乗り放題となる。
*とても便利なんだけど、小さな紙切れくらいのチケットなので、無くさないよう要注意。
何十年も前から、北欧にしょっちゅう買い付けに来ているノリちゃんは、住んでる人のようにこの街の事をよく知っていて、バスに飛び乗る。この辺で降りて、歩いて、また飛び乗って、あ、そういえばあのお店、と思い出したように、又は、あそこはどうかな、と、目利きしたりして、ちょっと降りよう、と又、歩き、サクサクと知らない街巡りとなった。ず〜っとお喋りしてるし、あちこちキョロキョロ、街並みを眺めるのも楽しくて、どこをどう移動しているのか、全くわからない。爆。
おそらく観光ガイドには載っていない区域にも行ったに違いない。実際、ツーリストの姿はあまりなく、現地の人らしい姿が多くて、中央駅近辺とは随分違う’普通の暮らし’がある居住区の空気が流れていた。
最初に連れて行ってもらったお店。ノリちゃんが来るからと、早めにお店を開けて、外に腰掛けて待っていた素敵なマダムのお店。
実に、カラフルで、味わいある可愛いもので溢れている。見ているだけで楽しくなる。
北欧らしさたっぷりのペンダント、照明器具、カワイイ、カワイイを繰り返し、心の中で呟いてしまう。
(ボキャブラリー乏しい:)
ポッタリーも味わい温かみがあって非常に素敵。
定番のホーローのポット達もカワイイ。できる事ならイギリスに持って帰りたい。
地図的にどこにいるのか、全くわかっていないから、「これは、ロンドンでいうとどの辺りに匹敵するエリアなんだろう?コベントガーデンとか、ブリクストンとか、位置じゃなくて、雰囲気的に」と尋ねてみたら、「ノッティングヒル辺りかいな〜」という事だった。なるほど、元祖ヴィンテージの歴史のあるエリアね。
確かに、どこか、ロンドンにも似ている。置いてあるものが、ノリちゃんの家にあったものを思いださせるから、なんだか、ほっとするのかもしれない。
窓を覗き込みながら、急ぎ足で歩いた。
そろそろランチタイムの頃となった。
小さなカフェが並ぶ、カラフルな裏通りに、Welcomingされているような気分となる
本当、こういうお店が、あるところにはあるんだなぁ。
「ねぇ、ノリちゃん、どうやって、こういうお店を見つけたの」と聞いたら、それはひとつひとつ自分の足で歩いて開拓していって、また、行った先で、お店の人達にどこそこに行くといいよ、と紹介してもらったりして、コツコツと広げていったんだって。もちろんきっと長年バイヤーをやってきて培った勘のようなものもあるだろうし、信頼関係というのも大切で、そういうのを培ってきた賜物だと思うんだけど、このお仕事に関する熱心さ、ストイックさは脱帽ものだった。実際、ノリちゃんと一緒にお店巡りをして、一日でこんなに歩き回るんだと、とんでもなく驚いた。一人の時は、優雅にごはん食べてるどこじゃないって。回りたいところがいっぱいあるから。実に体力勝負で、今もそれをバリバリやっている、本当に凄い人だ。
コペンハーゲンみたいな都会では、電車とバスで移動しているけど、郊外の場合は、レンタカーを飛ばして、更に遠征するらしい。買い付けに出ると、毎日の戦利品をインスタにあげているんだけど、本当凄い量だから、びっくりする。北欧雑貨に興味がある人はnorichuffyのインスタグラムのぞいてみるといい。(ちなみに今8/22〜27は梅田阪急の催事場に出店中)
ちなみにノリちゃんのお店での目利きは非常に早い。コンスタントに来ているので、前回来た時にあった商品はほぼ全て覚えているそう。素早く、探し物があるかどうかパパッと目を効かしている。私などは、隅々の商品を見るのに1時間位かかりそうである。
(画像は全て素人の私目線の為、ここは北欧スペシャリストのchuffyさんのラインとはおそらくかなり違うかもということをご考慮下さいませ)
陶器の色合いとか形がツボ。買って帰りたいのですが、今回はコトリさん帰国用の荷物を持ち帰るのも旅の目的のひとつ。それと割れ物だからなぁ、という心配で、見るだけに。
懐かしい昔の電話。こういうの家にあった世代。:)
木工やっていたので、この辺もたまらない。
後から、買っておけばよかった、と後悔したグッズさん達。
ところで、バスでの移動中、気がついたことがあった。
コペンハーゲン空港や駅で見かけた’機能主義建築’のスタイルは、この街全体に施されている、という事。
夜に灯る街灯は、空港建築を担当したヴィルヘルム・ラウリッツェンの照明デザインと同じ流曲線カーブのある丸いスタイルのもので(もしかしたら彼のデザインそのものだろうか)、街中に碁盤の目のように吊り下げられている。家屋は長四角で窓も細長い長方形だ。カーテンは殆ど見かける事なく、窓枠が額縁のように建物の表情を作り出している。大体一軒ごと、違う色合いになっていて、メルヘンチックでもある。カチッと四角い線と丸い曲線がバランスよく存在している。これ、音楽にしたら、どんな音になるかなぁ。:)と、街の音にも耳を澄ませてみる。:)
しかし、暑い日だったのでした!!!もしかして30度超えてたのだろうか。アスファルトの照り返しで、体感温度はさらに上昇して、優雅な散策、というより、汗だくの街歩きで、冷たい飲み物で涼みに7elevenに走った。(なんと、北欧にはセブンイレブンがあちこちにあった!空港で最初に見た時も驚きだったのでした。ロンドンでは殆ど見かけないコンビニだから)
運河があって、橋の上、自転車やジョギングしている地元の人達の姿
水辺があると、涼む〜:)
実は、この辺りNorreportには、感激のフードマーケットもあった。(それは別で書く事にする)
カラフルな建物の一角に、クロスサインが目印のお店に到着した。
デンマークでは有名なチャリティーショップのチェーン店なのだそう。ここは特に大きいみたいだ。ビルごと、まるまるチャリティーショップ。
この規模のチャリティーショップはロンドンには無いなぁ。
匹敵するのは、ストリートマーケットかもしれないが、やっぱりちょっと違う気がする。
チャリティーショップとヴィンテージショップのコンセプトは随分違う。
ヴィンテージはお店の人が目利きして集めた骨董品に匹敵するようなセレクションだけど、チャリティーショップは一般の人達がもういらない〜って寄付した古道具がメインになっているから、お値段も庶民的だし、クオリティも様々。でも、たまに、めっけものに出逢うことも多い。(ロンドンはそうなんだけど、北欧でもそうなのだろうか)
しかし、これがチャリティーショップだって?と目を疑った。
ここに匹敵するチャリティーショップがロンドンにあるかな?と考えたら、やっぱり無い。
ヴァイナルとカールスバーグの木箱:)
さすが、カールスバーグ発祥の地、コペンハーゲンなのだ。
音楽好きとしては、ヴァイナルのセレクションも気になるところながら、この木箱が欲しい:)
古本コーナーは、ラウンジ仕様になっていて、小さな子供連れの親子が絵本を選んでいる(読み聞かせしてる?)微笑ましい姿もあった。そういうのが伸び伸びしていていい感じ:)
さて、続く、電車の旅。
プラットホームに立ったら、海が目の前に広がった。嬉!
しかも、よ〜く、目をこらすと、両端の建物の先に桟橋みたいなものがあって、水着姿の人々が、都会の海水浴を楽しんでいる様子が見えた。
じゃぷ〜んとダイビングしてる人もあったりして、何だろう、どこにいるんだろう、私達:)
さっきまで、海が見えてたのに、電車に乗って、しばらくしたら、濃い緑に包まれた駅に着いた。
その時に、乗り換えした電車の中で、’自転車と赤ちゃんのバギー専門’という車輌に入った。
電車の表に大きく自転車とバギーの絵が描かれているから、とてもわかりやすい。
その車輌に、座席はなく、自転車のドッキングがあり、人々はそこに、自転車やバギーを置いて、その隣接したスペースの伸び伸びと座れる座席で移動ができる仕組みになっている。だから、自転車愛好者もバギー必需の親子も、電車を使って、あちこちに移動が可能になっている。なんとエコフレンドリーな、素晴らしいシステム。
そうして、まだまだ、ヴィンテージのお店巡りは続く:)
気がついたら、ざっと、6時間位。
思ってもみなかった、濃厚な、コペンハーゲン巡りだった。:)
夕方に合流する予定のコトリさんと会う為に、ノリちゃんとは、ここで、一旦さよならして、後から、夕飯で会う事とした。
北欧の旅(4)へと続く