ニジマスのおろし醤油麹和えスベリヒユ添えブラッドオレンジと雑穀サラダのプレート

キュウリとブラッドオレンジとクスクスの雑穀サラダ
ニジマスのオリーブ焼きとおろし醤油麹和え
スベリヒユとアスター添え
シブリペッパーとピーズの塩焼き


Sunny Friday 25℃  plate for wild sea vegetables and rainbowtrout 

最近、近所にあるスーパーにてNATOORAという、四季折々、それぞれの旬の限られた時だけに味わえる、産地にもこだわった食材コーナーができた。例えばアーティチョークでも渋いパープルのいかにも特別感たっぷりのものや、この辺ではあまり馴染みがない、見たことのない食材なんかも並んでいて、興味津々なのだけれど、お値段も庶民的というよりやはりexclusiveなので、細々とアロマセラピストで生活している一人暮らしの身であるゆえ、等身大の慎みやかな食卓をと思うと、必ず覗きに行くけど、手がだせない魅惑のコーナーです。

ある日のこと。
このNATOORAのWild sea vegetableなるパックが閉店間際の見切り商品で売られていて(私はこの’見切り’という響が、食べ物本来の力を下げてしまような気がして、あまり好きではないのだけれど、、非常にお世話になっていることは事実)見た目に、色褪せがおきていて、新鮮なものとはやはり違うのだろうけれど、この、食べたことがない食材の姿形のまるでサキュラントのようなかわいらしさ、名前と見かけからして、きっと、サンファイア(samphire/シーアスパラガス)に近いのでは。これを魚料理の付け合わせに使ったら、素敵な一皿ができるのではないか、と、胸はずみ、迷うことなく、買い物かごにいれたのです。(1ポンドでお釣りが返ってくる値段)

Wild sea vegetableに入っていたのはSea purslane(スベリヒユ)と Sea aster(アスター)

スベリヒユがサキュラントのような形をしている方で、しっかりとした塩味があり、クランチーな食感。蒸すことにした。葉っぱのアスターの方はさっと炒めることに。


*ブラッドオレンジと雑穀サラダ
今が旬のブラッドオレンジはそれだけでとても甘いのだけれど、2〜3個買ってきたら、皮をきりはずして、一口サイズや輪切りにして、きび砂糖をひとつまみかけて瓶詰めにして冷蔵庫に置いている。(今はそこにピンクグレープフルーツも一緒につかっている)

蕎麦の実、キヌア、ジャンボクスクス、ミレット、ムングビーンズ(緑豆)なんかを鍋に入れて多めの水で12〜15分くらい茹でて、好みに硬さになったら、余分な水分を捨てて、オリーブオイルと天然塩で薄く味付け。

食感を足すのに小さく切ったキュウリとカリフラワーのレモンピクルスを甘酸っぱいピクルス液も一緒に足して、ブラッドオレンジと一緒に和えた。この雑穀サラダは先日頂いたkitchen34のお弁当からヒントを得たのでした!(まだ記録できてなかった!)


ニジマスは以前安くなっていたときに一尾買って、おろして冷凍してあったものがあったから、それを半解凍の状態でフライパンで皮目パリッとオイル焼きした。(海塩多めにふって)

ニジマスを焼きながら、シブリペッパー(中近東の獅子唐)も一緒に炒めた。
ついでに、冷凍のピーズ(こっちのグリーンピースは甘くて優しい味)も一緒に。
大根おろしに醤油麹とレモン果汁をあわせて、焼きたてのニジマスの上にのせた。

だいたい、ごはんを作るときは、頭の中にお皿の図が浮かんでいるので、今日のようなお天気がよい日であれば、付け合わせには、ごはんより雑穀サラダでと、そして、これもまた旬のブラッドオレンジを入れて、できあがった一皿だった。


実は’スベリヒユ’が主役の、でも作ったら、やはりメインの食材を素敵にcomplimentしてくれた’スベリヒユ’でした。:)
ニジマスのおろし醤油麹和えの雑炊風に続く


☆ごちそうさまでした☆