先日お手伝いさせてもらったロンドンの料理研究家、敦子さんの'Sushi made simple'が出版された11月14日、ショーディッチにあるthe Groceryにてそのラウンチパーティーがあった。
会場はフェアトレードのオーガニック食料品を取り扱うお店の中のオープンスペース。
吹き抜けの天井に板張りの明るくて心地いい空間。以前、そこでもお料理教室をされていたのだそうだ。
開始時間から程なく到着したのだけれど、すでにたくさんの人が来ており、ワイン片手にオードブルをつまみながら、わいわいと賑わっていた。
パーティーの様子はこちら(Atsuko's kitchen facebook)→☆
敦子さん〜輝いてました〜。本当に絵になる方。
金の留袖に黒帯のシックで艶やかな敦子さんの隣、アフリカン柄の青い着物にたすき掛けの女性は、最近Brixtonでオープンしたコアなpop up居酒屋’Sakeya'の田中のりこさん
そののりこさんがカウンターで握り寿司を!(写真はsakeya facebookより拝借)
(実際、その場で炙ってた)
炙りサーモンに、鯖と、非常に美味しかった。しゃりとネタの大きさ、バランスが素晴らしい!そして、とても繊細な口当たり。Sakeyaさんにずっと行きたいと思ってたから嬉しさひとしお。(若干、争奪戦になってました:)
そして、'Sushi made simple'中で紹介されているメニューのひとつ'Italian Sushi'なるものが運ばれてきました。敦子さんのご主人はイタリアの方なので、おうちにはイタリアの食材が欠かさずあるのだそう。これはある日曜の朝、ささっと作れるシンプルなごはんをと、冷蔵庫の中にあったもので、敦子さんが創り出したという創作裏巻き。実に’日本の寿司’と’イタリアの食材’の’マリアージュ’、いや、イタリアだから’マトリモーニョ’か:)
モッツアレラにパルマハム、熟成バルサミコにイチジクという!!!
これを聞いたときに、想像がつくようでつかない(食べたことがないから想像するしかない)→食べてみたい! この巻き寿司をだします!と聞いていたので、めちゃくちゃ楽しみにしてたのですょ〜。:)(写真はfacebookより拝借)
そして、お味の方は、、、、またもやノックアウト!!!!!
(↑前回のノックアウト〜ステーキ入り手巻き)
持ち帰りたい位、何個も頂いてしまいました。参りました〜。
本当に敦子さんのセンス光ってる、この絶妙な味の’マトリモーニョ’に感激、感動すら覚えました。
この間、Atsuko's Kitchenは’和の心’’おもてなし’を世界へと’食’で繋いでいる、と書いたけれど、英国にとっては’外人’である私たち’日本人’が’外人’だからこそ伝えられる日本という国の文化。(’違い’って、知ってる人と知らない人との学びの関係なんだねぇ)日本人であることがハンディじゃなくて、大きな強みになってる。海外で活躍する日本人の人達、皆、’日本代表’みたいなカッコいい生き方をされてる人多くて、尊敬しちゃう。
もっとも、いろいろな人種、文化のメルティングポットであるここロンドンで、外人というひとくくり的表現は適さないのだけれど(外人だらけだから)、海外在住日本人として不憫な思いをするか、輝くかは、日本人だからこそ長けている事を堂々と胸をはって発信していく、いや、何人であろうと自分が他の人より長けていること、なにか、好きなこと、得意なこと、を自分で育んでいく心、形にしていく行動力如何という事だろうか。どこの国にいても’自分’を表現、胸をはって自分らしい生き方ができたら、自分も周りもどんどん輝いていくような気がするよ。
敦子さんのお料理は、和食の基本とされる、五法、五味、五色、五適、五感を抑えながら、国際色豊かな発想があって、それがとても自由で楽しい。
これじゃなきゃダメ、じゃなくて、こうしたらどうかな、っていう遊び心みたいな、工夫することがワクワクする感じ。それでいて、この素材の味、食感を活かす料理の仕方には食材への愛を感じる:)
これは、コトリさんにもたせたい〜!!!
そして敦子さんにサインもしてもらいました〜。一生の記念だよ〜。:)
これで、いつかコトリさんも寿司マスターになれるかな?!素敵なお寿司が作れる人になるかな?(コトリさんが寿司を巻いているところを想像するだけで嬉しい。爆)
さて、一夜明けても、まだItalian Sushiが忘れられない。
これは、やっぱり、コトリさんにいつか作ってもらうのを待ってられないから、とりあえず、自分で作ろうか。(レシピ本は手元にある!)
まづは、今冷蔵庫にあるもので、何か、作れるものはあるかな、と、本を見ながら考えたら、あった、あった。というわけで、早速、活用している敦子さんの料理本です。:)
続く