昔の風情を感じる食のマーケットがあって、テームズ河沿いに石畳と街灯の並ぶ道があり、古き良きロンドンとモダンなロンドンが見事に融合している、そんな素敵なところ。
６月３日、このエリアで起きたテロのニュースをすごく虚しい気持ちで知りました。
マンチェスターのテロもそうであったけど、およそ、ポリティカルとは程遠い、普通の日々や暮らしを楽しむ人たちが集まり、平和や愛や笑顔で溢れるエリアで、こんな惨事が仕掛けられた事に哀しみはやみません。
テロの翌朝、SMSを通して、’大丈夫です’というロンドン在住組の安否の確認が飛び交いました。（名前を確認して、ほっとしながら、でも、胸がしめつけられる気持ちになりました。）
私自身、このエリアからそれほど遠くないところで仕事をして、帰り道、この駅を通過していました。その30分程後に、たくさんの何の罪もない人たちが、会った事もない人物に襲われ負傷して、そして、銃撃戦があったのだと、後で知りました。
シェークスピアのグローブ座に歩いていける距離になるサザック教会は、小さいながらも、さすが演劇というエンターテイメントの根付いた街にある教会らしく、扉をあけると、舞台さながらの華やかさを湛えた、しかも下町の情緒を併せ持った場所で、素晴らしいパイプオルガンもあり、ミサに参加しなくても、練習などで時折その歴史ある楽器の音を体験することができるところです。
私はクリスチャンではないけれど、この場所のエネルギーがとても好きで、毎週、仕事の合間、もしくは仕事の終わった後に、必ずこの教会に立ち寄っていました。
賛美歌の練習中でした。本当に癒される歌声。
１２月、クリスマス迄、カウントダウンの季節に入った様子。ふらり立ち寄ったサザック教会で、行われていたクリスマスキャロルの練習会 。
現在は、テロの直後でこのエリアは入ることができず、教会も閉められていますが、お祈りは続けれられていると思います。
なぜ日本には’宗教戦争’がないのか。
宗教とはなんであろうか。
このタイミングで拝見したTedの素晴らしいスピーチでした。