12月も後半に入り、プリクリスマス、ハナカ、忘年会と、何かとお食事会の機会がある時期になった。
いつもお世話になっているご夫婦が豪快なディナーでおもてなししてくれたよ。
リアル石釜戸で焼かれたステーキと海老(このお宅は本格的にピザが焼けるような石窯がお庭にあって、その釜で炭焼きしたんだよ)
アボカドグリーンサラダ
マッシュルームのシュクシャカ風
☆Real stone baked chargrilled stakes and king prawns, slabs of mixed green salads filled us up
三世代のそれぞれユニークな人たちが集まった
イギリスで日本人として大きな役割を成し得ている人達だ
皆さん、朝ドラとかの主役級のストーリーを生きてる人達
そういう場所に紛れ込んでる自分も不思議だけれど良き機会を繋いでもらった
さてご一緒したお一人の三味線演奏家の一川響氏。
今年の夏アメリカや欧州で大ヒットしたアニメーション映画'Kubo'で主人公の奏でる三味線の音製作の要の一人、というか、あれは響氏の三味線の音だ。この数年ロンドンをベースにイギリス各地〜ドイツやアラブ国まで日本の伝統音楽を継承する活動で忙しくされている。各国にお弟子さんもいらして、その伝統音楽とは別に、異ジャンルの音楽家と実験的なコラボなんかもされている。活動の拠点にイギリスを選んだのはブリティッシュロックが好きだったからだと公言されている通り、響さんの三味線の演奏にはエッジがある。もともと津軽三味線って、冷たい空気の中ビリビリと響き渡るような厳しさを感じるようなそんなイメージを持っていたけれど、それともちょっと違う。この数年の活躍で益々腕を上げられて、また年齢と共に深みが増す表現力、説得力、それでいて、Kuboのように楽器と表裏一体するスイッチがカキーンと入るような様子が音から伝わってくる。atomosphereを書き換えていくような迫力のある音だ。
その席で特別にちょっと弾いてもらえた映像クリップはここに置けないのでコチラ
昨年英語圏向けに作られた短編紹介映像。この頃と比べて既に風格が格段上がっている
そしてこの晩、もう一人同席されたギター製作の奥村健治さん
英国のギター職人としてサンタクルーズ社から正式に認定されている唯一の日本人の職人さんで多忙を極めてらっしゃる。「奧村健治アコースティック製作INロンドン」
これまでに、ベン・テイラー(ジェームス・テイラーとカーリー・サイモンの息子さん)に依頼されてオリジナルギターも製作されたこともある。
これまでに、ベン・テイラー(ジェームス・テイラーとカーリー・サイモンの息子さん)に依頼されてオリジナルギターも製作されたこともある。
海外に長く住む日本人は何かを極めている人が多い。素晴らしいね。