蕎麦懐石@OKAN in London PT2



蕎麦懐石@OKAN in London PT1より
日本料理のKaiseki「懐石料理」と「会席料理」とお料理の流れとお作法も異なるのだそう

懐石料理はお茶席のお料理として茶懐石料理とよばれて、折敷膳(向付、ごはん、お味噌汁)→煮物、焼き物、焚き合わせ→お吸い物(箸休め)→八寸→湯桶(お湯とおこげ)、香の物、菓子、抹茶という流れでだされる料理

会席料理は、室町時代、武士がお客をもてなす武家の礼法「本膳料理」が基本となっていて、お酒を呑みながら頂く料理なのだそうだ。先付(さきづけ)→向付(むこうづけ)お椀→焼き物、煮物→ごはん、止め椀(味噌汁)→甘味(デザート)の流れでお料理がだされる。これにお凌ぎ(おしのぎ,お寿司など)や揚げ物が加わったりするのだそう

NYで活躍されている蕎麦職人・小谷修一シェフがOkanで繰り広げるロンドンBrixonバージョンの蕎麦懐石、小谷シェフが冒頭でご挨拶されたとおり、今回は、懐石というより、お酒を呑みながら旬のお料理を楽しむコースという事だった。なるほど。お料理の歴史をたどって知った’お侍さんのもてなし’という心意気に、更に心惹かれたママである。:)

10月1日’酒の日’ 蕎麦懐石@OKAN in Brixton, London

先付(前菜) 
豆乳蕎麦豆富

向付(お刺身など) お造り 平目昆布〆 馬刀魚

 あさりのすまし汁

八寸 (八寸各の盆に盛った海山の幸の盛り合わせの酒肴のこと)

活海老 玉子 鰊煮付け 鯖鮨 山椒しらす飯の竹の葉包み 

蕎麦の実入り焼き味噌 ロマネスコのおひたし、白豆煮

御食事 鱈とお野菜の天婦羅 温蕎麦

甘味 蕎麦アイス 抹茶


八寸
 活海老 玉子 鰊(にしん)煮付け 鯖鮨 山椒しらす飯の竹の葉包み 
蕎麦の実入り焼き味噌 野菜浸し、白豆煮

冷酒と一緒に
一箸ごとに心が踊るね:)
山椒しらす飯と聞いただけで倒れそうだ
しかも香り豊かな竹の葉にくるまれている:)
向付でだされたお刺身もそうだったけれど、お魚の食感,風味が素晴らしい
鯖寿司はほんのりロゼの色合いで、若くてきれいなお嬢さんのようだった:)
その隣で小さいながらも個性的な存在のロマネスコはcaliflower with attitudeと言われる野菜
(とんがりのダンディズムを持つ野菜という訳)
蕎麦の実入りの焼き味噌は筆舌につくしがたい美味しさだった
お皿に盛られた五味旨味を堪能する 冷酒と合う


御食事 鱈とお野菜の天婦羅 
熱々の揚げたての天婦羅❤️
鱈にコジェットにお茄子にチェリートマト+抹茶塩❤️
トマトの天婦羅はじめていただいた 美味しい

御食事 温蕎麦
江戸時代に人気のあった「花巻そば」スタイルの温蕎麦
熱々のかけそばの上に焼き海苔と山葵

江戸と言ったら’百日紅’ 粋なお栄さん、浮かぶ:)

海苔を蕎麦にのせた様子を、桜の花びらを撒き散らした風情に見立てのが
「花巻蕎麦」の由縁らしい、風情だね

ふわっと焼き海苔、その上にしゃきっと白髪葱
山葵に七味

素朴な美味しさを堪能♡

蕎麦つゆが美味い!!!
(思い出したら食べたくなってきた)

さて、お蕎麦を食べ終わったら、お抹茶の登場
(まだ、ちょっと呑んでる)

実は器にも目がなくて
先のお蕎麦のどんぶり、そして、このお抹茶の器、デザートの器
Andy Priestmanという陶芸家の作品でOKANで買う事もできるのだそう❤️
earthyな色合いに侘び寂びを感じる 欲しい

甘味 蕎麦アイス 
どら焼きとアイスにお抹茶でまったり

のれん越しの厨房の良い笑顔
NYを拠点に世界を飛びまわるスーパー蕎麦シェフの小谷修一氏と
ロンドンのストリートフードカルチャーに’お好み焼き’を浸透させたOKAN代表もとこさん
この’笑顔’が今日の蕎麦懐石のお味そのもの
☆ご馳走さまでした☆
この蕎麦懐石コースは、今後 OKANの特別メニューとして
まとまった人数でのご要望あれば提供されるそうです。

OKANでお腹を満たしたママはマーケットへ直行
この辺りはおもしろいお店がいっぱいあるからね

充実の一日
つづく

野菜料理