2009年11月ロンドンcafe otoで立ち見総出の満員御礼ギグを行った
沖縄民謡の唄者 堀内加奈子さん
その加奈子さんが突然ロンドンにやってきて7年振りに演奏すると言う
5月上旬ドイツ公演をされていた加奈子さんが、お友達の能楽師太鼓方の吉谷潔さんと笛方の一噌幸弘さん
(2014年に能楽と沖縄民謡セッションで共演されている)のロンドン公演に合わせて、
旅行先のベルギーからロンドンへ飛んできたところだと
偶然お会いしたその能楽公演の会場で 目の前の加奈子さんから伺った
7年前のライブの事はよく覚えている。
11月という寒い季節ながら、日本の南国、沖縄民謡に興味津々の現地の人達に
郷愁を求めて集まった日本人と会場は熱気に満ちて、とにかくよく笑ってお酒もすすんだ
本当に楽しい夜で 私達はすっかり加奈子さんの大ファンとなり
その後に行われたロンドン沖縄三線会との共演にもとんでいき
うちなーの魅力にひたらせてもらった。
その加奈子さんに 偶然お会いするだなんて 勝手にご縁を感じ深く深く感謝
そして 一ヶ月程前に急遽決まったというロンドンでのライブのお知らせだった
2015年にリリースされた加奈子さんの最新作、『花想い』は、セネガルのコラ奏者ファライエ・サホーをゲストにセネガルでレコーディングされた。これまでも、アイヌ民謡、能楽、スカ、など、異なるジャンルとのコラボで実験的な活動をされてきたけれど、沖縄民謡を世界に届けたいという、彼女の旅が、セネガルの民謡と繋がって、こんな心地よい音になった。国境を越えるって、ひとつになるって事なんだね。
イギリスで加奈子さんの大ファンを豪語するFar Side Musicレーベル・オーナーのポール・フィッシャー氏が、加奈子さんがセネガルに旅行に行く機会があるなら、是非、セネガルの伝統的弦楽器コラの音色を聞いてみてほしいと、加奈子さんにコラ奏者ファライエ氏を繋いだ、と聞いた。セネガルに行って、三線とコラの奏者が出逢って、できあがったこの作品は、セネガルの民謡が懐かしく聴こえるくらいの空気感、これはもう、三線もって世界を演奏してまわった加奈子さんの、力量とセンスの賜物だ。
今回の急なロンドンライブはポール・フィッシャー氏の熱烈な応援で実現した事で
当日はコラ奏者のファライエ氏も渡英させて共演ライブを行う予定だったのだそうだ。
それは残念ながら、ビザが間に合わず、コラと三線との共演は聞けなかったけれど、18日に行われたライブには、ロンドン三線会の皆さんも集まり、バイオリンとの共演もあった(なぜだか70‘sのジャクソン・ブラウンとデイビッド・リンドレーのライブでの掛け合いを思い起こしたりして、やっぱりノスタルジックな響きだったのです)
二部構成で行われたステージは、たっぷりと加奈子さん節に聴き入る時間と、カスタネットのような四つ竹や太鼓野田楽器に指笛に、掛け声で会場も参加したり、そして最後は皆さん立上がって「おてもやん」を踊ったんだ:)
おもわず 席からとびだしてステージ近くの躍りの輪にはいっていく若い人達の姿もあって、なんだか嬉しくなった。
南国の暖かさ、というか、内側から溢れ出るような陽気さ、エネルギーを
いっぱい受け取ったライブだった:)皆さん 笑顔 笑顔 本当にいい笑顔:)
瞬間サービスでおてもやん顔をしてくれた加奈子さんと三線会の皆さん
今回はかなりのショートノーティスだった為、私の周りだけでも、行きたいけど行けなかった方がたくさんいて、残念だったというメッセージがたくさん届いた。
だから、又ロンドンで加奈子さんの島唄が聞ける日が来る事を心からお待ちしています
このあと帰国されてからは5/21那覇、5/27神戸、6/3横浜、6/4東京 6/5横浜横浜でライブ
加奈子さんのライブは本当に楽しくて あったかい気持ちになるから
是非 是非 体験してきてくださいな
詳細はこちら→http://aikanaumui.ti-da.net/
*トップ画像は堀内加奈子さんとお師匠さんの大城美佐子さんとの共演アルバム「歌ぬ縁」
このおふたりの姿を目にするだけで気持ちがほころんでくる
きれいなおはながふたつ 佇んでいるような姿が 目にやさしい
とても穏やかで 気持ちいい 沖縄の暖かい空気が伝わってくるようです:)