青木ヶ原樹海と洞窟めぐり



青木ヶ原樹海

樹海の東入り口にある鳴沢氷穴と富岳風穴
1150年以上前に富士山の近くの長尾山が噴火して、その時の溶岩流でできたトンネル状の洞窟

氷柱(つらら)という漢字そのものの世界
天井からしみ出した水滴が凍ってつららになっている
その年の水滴の量によって大きさが変わり
これまでに直径50cm〜高さ3mという巨大な氷柱もあったのだそう

まるでクリスタルのよう

富岡風穴は天然の冷蔵庫として蚕の卵や植物の種子の保管にも使われていて
一年を通して0〜4℃の気温と、はいったとたんにひんやりする
高いところでは天井迄8.7mもある横穴なのに、不思議と音が反響しない
洞穴の壁の玄武岩質が音を吸収する性質をもっているのだそう

洞穴の一番奥にあった貯蔵庫のエリア
約60年前に貯蔵されていたカラマツやナラ等の樹木種子


この更に奥に珪酸華(けいさんか)<ひかりごけ>の生息する場所があったけれど
そこは立ち入り禁止になっていた
(ほんのりと灯りが見えた)

押し寄せるマグマがそのまま固まってできた溶岩棚があちこちに見られる樹海
ひのきの傍らに残っていた雪