玄米御飯 茸とクレソンの生姜入り味噌汁
冷や奴の梅おかかのせ
エリンギの茎のステーキ
蒟蒻のオランダ煮
オクラ納豆
緑の菜っ葉の一夜漬けの炒めもの
蒟蒻のオランダ煮
蒟蒻(一枚)は半分の薄さに切って熱湯をかけまわしてあくとりして
味がしみこみやすいように切り目をいれて
好きな形に切り分けます
フライパンにオイルをひいて 水気を切った蒟蒻をいれ
鷹の爪と一緒にバチバチと焼きます
おしょうゆ 大さじ2.5
弱火にして 焦がさないように フライパンのまわりから流し入れ
だし汁 カップ1/2(今回はお味噌汁用に用意した顎だし汁を)
みりん 大さじ1を足し
煮汁が半分くらいになるまで煮詰めます
蒟蒻の煮物はおばあちゃんの味
懐かしい味 今では我が家の娘さんにとっても懐かしい味
納豆と同じように
日本の食卓・食文化に繋ぐ味のひとつとなりました
疲れていて寝起きが少々機嫌悪くても
ごはんを食べ終わった後は
it was very nice, thanks
と笑顔と共に
これが一番嬉しい
子供が小さい頃は、自分自身のこうでなければいけない、という思い込みが強くて、だしたものは好き嫌いをいわず食べなければいけない、とか、こういう順番で食べなければいけない、とか、お箸やお椀の持ち方から座り方まで、本当にうるさくて、今思うと、ごはんの時間は苦痛だったんじゃないかなあと思う位。あれは正しいと称される’子育て’がよくわからなくて、又、家族から離れた海外生活という状況で、生きた知恵がまわりになくて、雑誌に書いてある事を実践しないといけないような、’教科書’どおりにしなければいけないような強迫観念があったかも、と、今となっては思えます。
自分自身がセラピストになり、心身の在り方と健康について、学び、理解していくうち、食事に関しても随分目線が変わり、添加物に頼らないで昔ながらの基本的な調味料で、おばあちゃんが開拓してきた料理を、それなりに手間をかけて作る素晴らしさとか、食卓はお料理がメインになるようにちゃんとキレイにして、お箸やお皿をセットするという事とか、頂く私達にとっても食膳の魔法のひとつになるのだという事など、小さいながらも大きな気づきがあり。
家族にも自分にも、美味しいと思えるものを調度いい分だけ食べなさい、逆に無理して食べる事はしなくていい、と、思えるようになり、いろいろな意味で過剰な無理をしなくなったように感じるし、滋養を味わう、という食膳についても理解でき、してくれてきているような気がします。
今回は、久しぶりに朝ご飯を食べに帰ってきたヴィーガンさんに和食を味わってもらいたく、あり合わせながら、お味噌汁や、蒟蒻を炒める香りで目覚めてくれたらいいなあという試みでしたが、ヴィーガン仕様でなかったら、焼き魚か玉子焼きを添えたと思います。
(ちょうど御飯の上のあたりが空いているので)
ヴィーガンさん用には、フェンネルの天婦羅風の田楽味噌和え、などもよかったかも。