娘が18歳になった日:)
これまでちゃんと伝えられなかった事
ちゃんと言葉にして伝えたく
お母さんは貴方がこの世に生を受け、私のところに来てくれたところから
もう一度アルバムをひっくり返して
数日間、これはいつだったろうかと記憶と格闘しながら
あなたを授かった喜びをあらためて感動しながら
一冊の本をはじめて作った:)
「神様とのやくそく」という映画があって
子ども達は生まれる前に親を選んで生まれてきているというお話だよ
その時の記憶がある子ども達が、優しそうだったからとか きれいだったからとか
そんな風に答えているのだけれど
別の言い方をすれば 本当にしょうもない親であっても
その親のもとに生まれて一緒に生きていく 決意のもとでやってきてくれている
無償の愛 というおみやげをもって
だから映画を見たあと お母さんは決意をした
わたしのところに生まれてきてくれてありがとう ということを
ちゃんと言葉にして 手紙を書こう
これから社会にでていく 貴方が
もしかして 自分が何のために生まれてきたのだろう とか
自分は愛されてないんじゃないか とか
そんな不安がよぎったときに 手に取って 読み返せるような手紙を
あなたは私を幸せにするために生まれてきたんだから
もうそれだけでいいんだよ ということ
なにかとガミガミとうるさい親であったけれど
あなたはとっても愛されているよ ということ
「手紙」を書くなら 18年間の成長を誕生カードにしよう と思った
0歳から18歳まで 全部で18枚
ところがあなたに見せたい写真は選べない程たくさんあって
厳選に厳選を重ねて38ページ
あらためて 一冊にはおさめられないような
たくさんのたくさんの想い出がこの年月にあったことを 思い出した
ひとつづつ 見出しをつけて 書き込んだ
あなたがそれを見てくすりと笑ってくれるかなあ とか
私が込めた意図を感じてくれるかなあ とか
それぞれのポケットの中に 想い出の鍵を開く’なにか’や
迷ったときにヒントになるかもしれない クウォート(格言)おみくじ や
そして 一番大切な事を書いた手紙を 入れた
製本は糸かがりという昔ながらの方法で 上手とはいえない出来ながら
心をこめて ひとはりづつ 丁寧に
年月がたっても 大切に保管してもらえるように カバーもつけて
love you
xox
わたしたちは親無しでは生まれてこない
誰にでも親がいる
事情があって別れた人も
ひとりで生きていると思っている人も
実は人はひとりでは生きていない
私達はたくさんの人の助けや愛情を受けているから生きている
だからありがたい
この世を旅立った魂には魂で気持ちや感謝を送れるし
生きている人には‘言葉’や’態度’で伝える方法がある
私が娘に送った言葉は 亡き父母から孫へのメッセージでもあり
それは父母からの私へのメッセージでもあって
それは 自分が幸せになる ということ
その親孝行の連鎖がこれからも長く続きますように
全ての人達に