ビーフのギネス煮込み


ヨーロッパの家庭料理のひとつに、エール(ビール)煮込みがある。
黒ビール/ギネスを使った煮込みは、アイルランドの伝統料理。
これが、日本人の味覚にも合う。
私には、どこか八丁味噌の風味に近いように感じて、懐かしささえ感じる。

そして、毎年、寒い季節になると必ず作っている

 ’ギネス煮込み’←これで検索してもらうと、ビーフ、ソーセージ、スペアリブといろんなお肉で作った記録があがってくるのだけれど、濃厚なギネスには、やっぱりビーフが一番合う。

*ビーフのギネス煮込み (4〜5人分)
  • シチュー用の牛肉 500g 
  • 玉ねぎ 2個
  • 人参 2本
  • セロリ 2本
  • ガーリック 3片
  • マッシュルーム 
  • ローレル、タイムなど
  • パンチェッタ(ベーコン)
  • ギネス 一本
  • コンソメ(ビーフ)1/2個
  • 小麦粉 大さじ3
  • 天然塩、コショウ
  • トマトピューレ 大さじ4
  • パセリなど

1)牛肉に塩胡椒する
2)ニンニクはみじん切り、玉ねぎ、セロリは粗みじん切り、人参は2cm位のチャンクに切る
3)フライパンにオイルを熱して中〜強火で牛肉に焼き色をつけたら、取り出す。
4)同じフライパンでパンチェッタを炒め、玉ねぎ、ニンニクも加えてしんなりするまで炒める。(ここでマッシュルームも加える)*ここでバルサミコを足してもいい
5)小麦粉を降って、よく混ぜ合わせ、炒めて、ルーを作る
6)ギネスを入れて、牛肉、人参、セロリなど残りの材料を入れて沸騰したら、弱火にして蓋をして1〜2時間煮込む。


今回は、牛肉の下味の塩は少なめで、その分、塩麹を大さじ1位足した。
ただ、オイルで焼くだけなんだけど、これだけでも美味しいから、熱々をそのまま、味見が楽しい。
わさび醤油につけて食べても美味しい。

そして、ギネスを入れるときに、小グラス一杯分をとっておいて、頂きながら作るのも楽しみのひとつ。:)


煮込んでる間に、マッシュドポテトを用意する。
この大人の味のギネス煮込みには、男前なマッシュドポテトが合う。

以前大好きだった彼らは歌もギターの腕前もたいそう素敵だったが、料理も大した腕前で、彼らに教えてもらったレシピなんかがあって、この男前マッシュドポテトもそう。

*ポテトとセロリアックのマッシュ 西洋山葵風味

セロリアック(セルリアック)というセロリの変種、独特の風味がある根菜をポテトのマッシュに混ぜ込んで、そこに西洋ワサビのソース(horseradish sauce)を混ぜるやつ。
これに、ベリーとチリの入ったチェダーチーズをトッピングするのが美味いと、言ってたのを今も覚えている。
こういう煮込み料理も家庭の味だから、故郷から遠くに離れてがんばっている人に差し入れ、ついでに弁当にした。
そら豆の厚焼きたまご、芽キャベツとスイートブロッコリーの辛子醤油和えと一緒に。


やっぱり音楽はいいなぁ

と改めて思うこの頃

misic is love