燻製ニシン(キッパー)の炊き込みごはん
Seasoned rice with Kipper/ English ingredients meets Japanese
イギリスは燻製したお魚がとてもポピュラーで、必ず、どこのスーパーに行っても燻製魚のセクションがあるくらい。一番人気は、鯖、それから、サーモン、最近はシーバス(スズキ)も見かけるようになった。でも、燻製したお魚の元祖といえば、Kipperこと、燻製にしんなのです。
キッパーは、イギリスでは、エドワード朝時代から、親しまれている食材で、朝ごはんの定番のひとつとして有名。バターで炒めて、ポーチドエッグと一緒にいただくのが伝統的食べ方。
ソーセージに目玉焼きと同じくらい、庶民に親しまれてきたキッパーなんだよね。
定番と言っても、今時の、カフェメニューで見かけることはあまりないのは、その地味な見かけからではないか(滋味と言いたいが)と思う私。それに、ニシンは北欧でもよく食べられているお魚で、安いだけじゃなくて、美味しいわけで。
キッパーを食べたときに、気になったのは、塩気がきつい、という事でした。
ならば、ごはんと一緒に焚いちゃえば、美味しい炊き込みごはんになるのでは?
という思いつきで、作ってみたら、美味しい!
*燻製ニシン(キッパー)の炊き込みごはん
玄米(7時間以上、浸水しておきます)
雑穀(スペルト小麦は1時間浸水、キヌア、ミレット、フリーカなどは、さっと流水でリンスします)
出汁昆布
キッパー(バター付き)
お酒、みりんなど、入れても美味しいかな、と思いつつ、何も入れず、市販のキッパーと、ついていたバターをそのままのっけて、普通に炊きました。(水の量はいつも目じゃく。母から、手のひら一枚分の水の量と教えてもらったから、そんな感じで)
土鍋にセットして、強火にかけ、沸騰したら、弱火にして12分〜15分。火を消して、10分蒸らしたら、できあがり。
ニシンには細長い小骨があって、見た目には気になるのだけれど、すっかり柔らかくなっているから、食べるときは、全く問題ないです。
キッパーの炊き込みごはんの献立:
イギリス風だと+ポーチドエッグ、和風ならば、+温玉と合う!
オクラは中近東のグローサリーでまとめて買ってきて、湯がいたら、薄口の白だしに漬けて冷蔵庫で保存します。そのままでも、カットして、和物や、スープに足したりしても。
チェリートマトのオリーブ醤油だれ チェリートマトを手で潰して、オリーブオイル、醤油、レモンで和えるだけ、なんだけど、凄い美味しい。
玉ねぎと干し椎茸のポン酢漬け これも、紫玉ねぎの薄切りと、戻した干し椎茸をポン酢で和えただけ、なんだけど、凄い美味しい。
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