レッドカラント/赤すぐりのソース
Red Currants sauce
北欧では、お肉料理に甘酸っぱいベリーソースを合わせる郷土料理があって、これがなんともほっこりです。このお肉に合わせるベリーのソースは、ジャムより、甘み控えめで酸味が表トーンになる感じ。
果実の酸味をお惣菜系で楽しむというと、和風だったら、柚子とか、かぼすでしょうか。
洋風だと、レモン、オレンジ。ジューシーなシトラス系はお日様の恵みいっぱい、ラテン、夏のイメージ。
一方、この酸味の強いクランベリーやレッドカラントは寒さに強い樹果だから、寒い地方で育って収穫される、だから北欧には馴染み深い食材なのでしょう。
そう考えると、赤くて陽の見かけだけれど、内側には陰のエネルギーを整え滋養するような、そんな力を秘めているようにも感じます。
元々はクランベリーを使ったクリスマスのトラディショナルなソースレシピを参照に、レッドカラントで作りました。
最近はクローブの使い方に西洋の家庭料理の香りの発見があって、ここでも。
オレンジにクローブと言ったらポマンダーのエッセンス+シナモンときたら、まさにクリスマスの香り、ですが。10分ほどで完成なのに、美味しくてびっくりです😋
これは、お肉料理だけでなく、サラダやデザートのトッピングにも使えます。
レッドカラント/赤スグリ 150g
オレンジ 1/2個 (ブラッシュオレンジ使用)
ローリエ
クローブ 3粒
シナモン
きび砂糖 70g
マルサラワイン 大さじ1(本来はシェリーを使う)
レッドワインビネガー大さじ1
小鍋にきび砂糖、オレンジ果汁、ワインを入れて、弱火にかけます
お砂糖が溶けて、ぶくぶくしてきたら、クローブを入れます
レッドカラント、シナモン、ワインビネガーを入れ、煮詰めます
粗熱が取れたら、ガラス瓶にうつします
リースサラダにもちょい足し。ローストチキンには粒マスタード入りグレービーと一緒に添えました。