ひよこ豆とほうれん草とケールのスペイン風煮込み
Espinacas con Garbanzos/Spanish chickpeas and spinach+
インスタグラムで見つけた スペインの即席調味料で仕上げる ヒヨコ豆とホウレン草の煮込み 大阪「アマ・ルール」の中村篤志シェフのレシピ。
お皿の中の野菜のくったり煮込み具合が、とっても美味しそうで、一目惚れしました。
Sunday Up Marketの屋台時代にお隣さんストールがスパニッシュだったから、スペインの郷土料理をいつも食べさせてもらって、自分にとっては、その時代を思い出す、懐かしいヨーロッパの家庭の味なのです。
同じようには作れなかったけど、レシピを参考に、量は一人暮らしの作りおき分なので、目安でこさえてみました。(正しいレシピは料理通信の「プラントベースの始め方」↑素敵な中村シェフのリンクを参照ください)
*ひよこ豆とほうれん草とケールのスペイン風煮込み
ひよこ豆
玉ねぎ
クローブ、ローリエ
EVオリーブオイル
天然塩
乾燥ひよこ豆は一晩浸水してから、柔らかく茹でる、とあるのだけれど、実は私の任されていた屋台は’フラフェル’(ひよこ豆のコロッケ)で、スパニッシュのオーナーさんのレシピにしたがって仕込みもしていました〜。一晩水につけたひよこ豆は、そのままぽりぽり食べられる位柔らかくなっているから、加熱しないでそのまま潰して、ハーブと合わせてファラフェルを作るのです。そのまま、パプリカかけて炒めただけでも美味しいおつまみが出来ちゃう。
なので、柔らかく茹でる、といっても、10〜15分くらいの煮込みで仕上げてしまいました。(でもゆっくり煮込んだほうが、ハーブの味が染み入るのかなあ)
玉ねぎは、オーガニックだったので、皮の部分の栄養も煮汁にうつしたくて、一緒に茹でました。
クローブなんて、クリスマスのフルーツポマンダー作り以来、ずっと棚の中に眠っていましたが、オレンジじゃなくて、玉ねぎに刺して煮込みに使うのですね。(なるほど!って感じ)量がわからなかったので、控えめに、刺しました。何せ、クローブって、虫歯が痛い時に、歯に詰めるといいって、イギリスの歯医者さんが言うくらい、抗菌作用がある、また独特の香りの強いスパイスです。正露丸に似たような香り、実は、正露丸の成分でもあるのです!→本業、アロマセラピストなので、ハーブや芳香成分の効能やらには当然興味津々です。お料理に使われるハーブやスパイスは、美味しくする為だけでなく、体への滋養力もアップされるわけで、この匙加減がうまくいくと、美味しくて体にいいお料理ができあがる訳です。
ガーリックに、玉ねぎに、クローブ、月桂樹とは、強力な抗菌に浄血作用、エネルギー的には、悪魔祓いの十字架並みの組み合わせだなあと、「Yes!さすがスパニッシュ!」心の中で呟きながら、ひよこ豆を煮つけました〜。これが、とってもほっこりするいい香りに包まれました。そして、この美味しい香り(芳香成分)に、そんな効能がある訳だから、そこにいるだけでも、体には良い訳で。いい事づくめ。
*マハーダ(スペインの即席調味料)
ガーリック 大きいの2片
サワードウブレッド 適量
クミンパウダー
赤ワインビネガー
EVオリーブオイル
中村シェフのマハーダって、明太子みたいな美味しそうな彩り、そのような色合いにはならなかったのだけど、パンをソースに使うというコンセプトがとても新鮮で、そして、このガーリックの風味をディフューズしたオイルで揚げ焼きしたパンのコクが実に美味しい!お肉なし、野菜と穀物だけで、こんなふうに旨味、食感をレイヤリングしていく、素晴らしいスペインの郷土料理の知恵だと思いました〜。
ほうれん草とケールは、オリーブオイル、天然塩を入れたお湯で茹でて、ひよこ豆の煮つけと合わせ、そこにマハーダ合わせて、できあがりました〜。
レフリートも参考にして、パプリカで作り、さっとまわしがけ。