ロンドンは毎日20℃を超える夏のような日々となった週。
日が暮れるのも8時過ぎと、明るい時間が長くて嬉しい、とても気持ち良い日々が続きました。
夜7時近くのテームズ河界隈。
まだ、こんなに明るい!
London Eyeのすぐ近く、目と鼻の先数分のところ、にできたお好み焼き屋さん’おかん’
昭和レトロな空間に、思わずタイムトリップ、そして、ここがロンドンだという事を忘れそうになる:)
店長のもっちゃん♡
ロンドンでお好み焼きと言ったら、この人。
その昔、ブリックレーン界隈のストリートマーケットで日本のソウルフード’お好み焼き’を最初に広めた方。
当時’こいのぼり’という名前であったもっちゃんがやっていた屋台は、往来のお好み焼きにチーズとコーンのカジュアルなやつ&焼きおにぎりという、実にシンプルなメニューでありながら、現地の人達に大変な人気となり、長蛇の列が並ぶストールでした。(みんな並んでまで食べたかった)
それから、当時、ロンドンのサブカルチャーがこのエリアに満載の頃で、クリエイティブでおしゃれな人たちが週末にごっそりと集まる場所でもあったのですよ。:)
そこで、同じエリアの別の屋台で働いていた私達(セラピストになる前のファラフェル屋台で働いていた時のこと)にとって、この’こいのぼり’のスタッフはかなりクールな存在でした。
もっちゃんは作務衣をさらっと羽織って登場してたし、スタッフの皆さん、日本伝統の仕事着の’帆前掛け’をそれはカッコよく締めて、シャキシャキと仕事していて、そしてとても礼儀正しく、同じ日本人として実に誇らしくなるような様相でした。
そして、もっちゃんは、他ストールで働いてる人達からしたら、スーパーウーマン的存在で、マーケット仲間からも信頼厚かった。
ファッションリーダー的なマーケットに集まる人達、もっちゃんのスタイルloveで集まってらした&そんなデザイナーさん(しかもグルメの)ファンとかも多かったし、大変な働きもので、前の晩におにぎり200個ひとりで握って用意したとか(しかも二児の子育て真っ最中のお母さんであった)あの当時を知ってる人にとって凄い人、私にとっては伝説:)
本当よくあれだけの量をちゃんと切り盛りして、そして今も現在進行形でもっちゃんの作るごはんのファンは増える一方、そして、その人気の秘密はやっぱり’美味しい’からに違いない。
あたりまえといえばあたりまえだけれども、素材の質にこだわったり、食感にもこだわりがあるから、キャベツの細さや鉄板の温度や焼き方の手早さやら、もっちゃんは常に’仕事人’だった。といっても店に立ってる時のその姿は力入りすぎてなく、関西の人特有の気さくな感じで、それだから、常連さんも多く、そしてまたお客さんが友達連れて戻ってくるから ’こいのぼり’は屋台だけにおさまらず、Brixtonにお好み焼き屋’おかん’をオープンして、メニューもお好み焼き、焼きそば、鍋など、定食屋さんのように拡大した。
<Brixton Village昭和レトロなお好み焼きやさん探訪>
南ロンドンのsoul food'お好み焼き処 'okan'
Brixtonの’おかん’は現地の人たちに愛されていて、いつもお客さんでいっぱい。Time out誌でロンドンの安くて美味しいお店ベスト10のひとつに選ばれた。そして、今度は、この’おかん’から歩いて5分位のところに、’Okan Ramen’ラーメンや蕎麦の麺類のお店をオープンした。
Londonの味処 okanラーメン
そして、今度はいよいよロンドンの中心部、London Eyeのすぐ袂、County Hall Riverside Buildingにこの’おかん’の誕生となった。
ちょっとした’日本横丁’がここから広がっていきそうなスポット。
おかんの隣がラーメン屋居酒屋の'Sasuke'で、日本のベーカリーも入っているとのことで、パンも買えちゃうらしい。(私は到着したのが遅すぎたのでベーカリーには寄れなかったのですが)
それにしても、まさか、店長のもっちゃん自らが鉄板焼いてるとは思いもしてなかったから、驚いた。
というか、もっちゃんの鉄板焼きが食べられるなんて!!!
これ「超ラッキー」!!!
ちょっとした’日本横丁’がここから広がっていきそうなスポット。
おかんの隣がラーメン屋居酒屋の'Sasuke'で、日本のベーカリーも入っているとのことで、パンも買えちゃうらしい。(私は到着したのが遅すぎたのでベーカリーには寄れなかったのですが)
それにしても、まさか、店長のもっちゃん自らが鉄板焼いてるとは思いもしてなかったから、驚いた。
というか、もっちゃんの鉄板焼きが食べられるなんて!!!
これ「超ラッキー」!!!
目の前でちゃちゃっとこんにゃくひねって、じっくり炒めて、もやしと一緒にぱぱっと、仕上げに’美味しいsecret ingredientかけて、サーブされた一皿。
鉄板を囲んでカウンター席があるので、目の前で見てると、作ってるもの全部食べたくなってしまう。
こちらは場所柄、日本人のお客さんがひっきりなしにいらっしゃるそうで、会社帰りの団体さんや、お子さんづれのファミリー、それから'okan'ファンの現地の人たち(ブリクストンからわざわざこっちまでやってくるそう)そして、おかんの居心地の良さと美味しいごはんに惹かれて、毎日のようにいらっしゃる常連さんも多いらしい。
何回も書くけど、私もひとりでふらりと立ち寄った口ながら、まさかもっちゃんがいるとは思ってなかったから、その姿を確認したあとは意気揚々とカウンターに座り、生ビール注文して、何を頼もうか考えてた。(孤独のグルメ風)
目の前でもっちゃんが焼いて作った、’豚キムチ丼’なるもの、お隣に座っていた方が注文されてたのだが、その美味しそうな事といったら!
それを見た瞬間に、私も「’豚キムチ丼’お願いします!」と言ったくせに、その横に座っていらしたご家族が’焼きそば’頼んでて、それ見たらまた、心が揺れ、そして、どこか他のテーブルが頼まれた鍋うどんも美味しそうだし、迷う、迷う。
目の前でもっちゃんが焼いて作った、’豚キムチ丼’なるもの、お隣に座っていた方が注文されてたのだが、その美味しそうな事といったら!
それを見た瞬間に、私も「’豚キムチ丼’お願いします!」と言ったくせに、その横に座っていらしたご家族が’焼きそば’頼んでて、それ見たらまた、心が揺れ、そして、どこか他のテーブルが頼まれた鍋うどんも美味しそうだし、迷う、迷う。
どうしよう〜!迷ってきた事を、もっちゃんに話したら、「ビールと一緒に、何品かつまみたいのなら、鉄板焼きと野菜小鉢もええよ〜」と言われて、それ、とってもいいかも!!!
そしたら、隣の人が、丼を頼む前に、実はお好み焼き食べていた事が判明。爆。
お好み焼き食べて帰ろうと思ってたけど、食べ終わったら、どうしても、豚キムチが食べたくなってしまって、丼を頼んでしまった、ということだった:)
みなさん、どうやら同じで、ここに来ると食欲中枢のバロメーターがあがるらしい:)
お好み焼き食べて帰ろうと思ってたけど、食べ終わったら、どうしても、豚キムチが食べたくなってしまって、丼を頼んでしまった、ということだった:)
みなさん、どうやら同じで、ここに来ると食欲中枢のバロメーターがあがるらしい:)
あまりにも誘惑が多すぎて、心決められないまま、ちょっと待ってください!
カウンターにて、生ビールをいただきながら、う〜んと贅沢に悩んだ。
冷奴の生姜すりおろしと絶品’赤柚子胡椒’
ピリッと爽やでいて強力な辛味、鬼おろし?何だろうと聞いてみたら、赤柚子胡椒だそう。そんなものがあるなんて初めて知った。これは辛いもの好きには、たまらない!!!美味しい!!!:)
そして、その向こうで焼かれている’とん平焼き’
特別な鉄板でカリッとコテ焼きにしてるとこ
めっちゃ美味しそう!
’Okan'の野菜副菜のシグネチャーメニューのひとつ、ナスの生姜炒め
英語だとhoney gingerとなってる、これ、とってもやさしいお味。
実際は、もっと大きな器にどっかり出されるので、みんなでシェアするのに良さそう。
日本酒や焼酎もたくさんある。
(絵になるスタッフのお嬢さんである:)
結局、迷いに迷った挙句、おかんの原点’お好み焼き’にすることにして、おかん特製お好み焼きを注文した。(動画で焼いてくれてたやつ)
いゃ〜、美味しい〜!!!
ここに毎日のように通う人がいるのもよくわかる気がした。
常連さんたちはとてもフレンドリーで、下町風情というか、こんな場所がロンドンにもあったんだなあ〜という感じ。:)
私も近所だったら、毎日通いたい、と思った:)
だから、また、くるね〜。:)
おかんをでて、Waterloo駅に向かう道の風景。
ここは、Big Benがすぐ目と鼻の先で、とてもロンドンらしい眺めのところ。
これから、夏に向けて、この辺りは夜遅くまで、こんな気持ち良い景色も眺めることができる。
まだロンドンアイのおかんのHPがないのだけれど、団体さんで予約したければ、メールで受けますということだった。(okan facebook にメッセージかな)
今度は是非お友達と行って、いろんなものを頼みたい!
ひとつ又そんな楽しみがふえました。:)
*ps;ちなみにokan brixtonは質のよいジャズが流れていたりする。okan London Eyeは昭和歌謡が流れてた。赤いリンゴとか口ずさみたくなるような、素敵な空間です。
それから、これは2016年の動画と随分前になるのですが、イギリス在住お料理研究家のユカリエリオットさんのokanでの動画を発見しました。(こんなのを出してらしたの知りませんでした!)
これもとってもいい感じ!
*これまでのokan訪問記録